出版社内容情報
ゲノム編集 AI 不老長寿 遺伝子情報 遺伝子組み換え 遺伝子検査 がん治療 ビッグデータ ゲノム編集食品 ゲノム編集部ベビー 遺伝子ドライブ
内容説明
ゲノムとはDNAに記された全遺伝情報。その解析と利用が今、急ピッチで進んでいる。遺伝子検査サービスに、がんゲノム医療、ゲノム編集食品、さらには刑事事件の捜査や生態系の改変まで…。それはまさに「ゲノム革命」とも呼べる劇的な展開だ。特にゲノム編集では、画期的な治療法の開発や農作物の品種改良が進む一方で、安全性や倫理問題など深刻な懸念も噴出している。本書は、その全貌を描き出し、生殖医療や食糧、環境問題など、さまざまな分野に波及するゲノム革命の光と影を論じる。
目次
第1章 ゲノムから私たちの何が分かるのか?―遺伝子検査ビジネスの現状と課題(遺伝子で結婚相手を選ぶ時代;DTCの始まり ほか)
第2章 ゲノム編集とは何か?―生物の遺伝情報を自在に書き換える技術の登場(ゲノム編集でハゲが治る?;偶然に頼った初期の遺伝子操作技術 ほか)
第3章 見えないゲノム編集食品(知らぬ間に食卓に上るゲノム編集食品;米国人はすでにゲノム編集食品を口に入れている ほか)
第4章 科学捜査と遺伝子ドライブ、そして不老長寿―ゲノム技術は私たちの社会と生態系をどう変えるか(未解決事件にも寄与するDNAデータベース;DNA家系図サイトとは ほか)
おわりに―ゲノム編集は二一世紀の優生思想につながるのか
著者等紹介
小林雅一[コバヤシマサカズ]
1963年、群馬県生まれ。KDDI総合研究所リサーチフェロー、情報セキュリティ大学院大学客員准教授。東京大学大学院理学系研究科を修了後、東芝、日経BP、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所などを経て現職。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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