出版社内容情報
武道家にして思想家の内田樹と、
ヨーガの大家成瀬雅春だからこそ語り合える
「善く死ぬため」のヒントとは。
もはや無根拠な楽観が許されない乱世の現代。
不安の時代を生きる人々に贈る、羅針盤対談。
内容説明
緊張と不安の時代に、「善く死ぬ」とはどういうことか?武道、呼吸、瞑想から、ヒマラヤでの想像を絶する修行までさまざまなエピソードを通じて、武道家にして思想家の内田樹と、ヨーガの大家、成瀬雅春が死について縦横無尽に語り合う。そもそも死は病ではなく、いずれ誰にも訪れるもの。むやみに恐れるのではなく、生の充実を促すことが善き死を迎える準備となりうるというヒントを、ふたりの身体のプロがやさしく教える。
目次
第1章 生命力とは感知力
第2章 神様との交流の回路
第3章 身体を鍛えるのではなく、センサーを磨く
第4章 死との向き合い方
第5章 エネルギーが枯渇する生き方、生命力を上げる生き方
第6章 最後の自然「身体」に向き合う
著者等紹介
内田樹[ウチダタツル]
1950年東京都生まれ。神戸女学院大学名誉教授。思想家
成瀬雅春[ナルセマサハル]
ヨーガ行者。ヨーガ指導者。成瀬ヨーガグループ主宰。倍音声明協会会長。ハタ・ヨーガを中心として独自の修行を続け、指導に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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aloha0307
22
武道家:内田さん とヨガの大家:成瀬さんが、緊張と不安の現代に「善く死ぬ」とはどういうことか、を語り尽くします⚡ 冒頭 日本人は生命力が↓している状態で、社会が安全でも豊かでもなくなってきた と提起。三脈と印相の話は興味深い。身体を鍛えるのではなく、自らの体の内側に踏み込んでセンサーを磨くのだね☺ 善く死ぬことは、よく生きること 興味と行動なのだね(この点 最近↓気味の己を反省)。最期に見る走馬燈 やはりいきいきといきたいもんだなあ...2019/07/06
ophiuchi
11
かなり意外な内容でした。2019/10/24
紀梨香
8
9月の講演会で内田先生がおっしゃっていた「神仏習合」の話も少し出てきて興味深かった。呼吸って大切ですね。2019/10/11
wearnotequal
6
興味深い本。呼吸は吸うよりも吐くが大事、人類は西に向かう、自分の価値は情報のインプット量ではなく、アウトプットの量であること。 2019/12/22
taka
6
生命力はエネルギーを貯めるよりも、出す方が高くなるというのはなんとなくそんな気がする。やり残しがあるから輪廻するので死んで終了になるようにしたいというのは、なるほどと思う。2019/12/07