出版社内容情報
自然界は予定調和ではなく、予測不可能なカオスであり、生き延びるには「非常識なアホ=変人」が必要だ・・・。「京大変人講座」を主宰する著者が披歴する、驚きの哲学と「変人」の育て方。
内容説明
知の根幹が揺らいでいる。背景には、学問に対する社会の無理解・誤解・偏見があるのではないか…。現代人は何でも予測できると思いたがる。しかしながら、自然界は予定調和ではなく、予測不可能なカオスであり、生き延びるには「非常識なアホ=変人」が必要なのだ。「変人講座」が大反響を呼んだ「もっとも京大らしい」京大教授が、カオス理論やスケールフリーネットワークといった最先端の理論から導き出した驚きの哲学と「アホ」の存在意義、育て方を披瀝する。
目次
序章 京大の危機は学術の危機
第1章 予測不能な「カオス」とは何か
第2章 カオスな世界の生存戦略と自然界の秩序
第3章 イノベーションは「ガラクタ」から生まれる
第4章 間違いだらけの大学改革
終章 アホとマジメの共同作業
著者等紹介
酒井敏[サカイサトシ]
京都大学大学院人間・環境学研究科教授。1957年、静岡県生まれ。専門は地球流体力学。「京大変人講座」を開講し、自身も「カオスの闇の八百万の神―無計画という最適解」をテーマに登壇して学内外に大きな反響を呼んだ。「フラクタル日除け」などのユニークな発明で、京大の自由な学風を地でいく「もっとも京大らしい」京大教授。92年、日本海洋学会岡田賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
えちぜんや よーた
けんとまん1007
booklight
hk