出版社内容情報
心機一転、高原への移住を果たした姜尚中は、「悩み」を突き抜け、今までとは全く異なる境地に至った。亡き母らの思い出に満たされた、穏やかな「幸せ暮らし」のエッセンスを、素直な気持ちで綴った一冊。
姜 尚中[カン サンジュン]
著・文・その他
内容説明
これまでの生活をリセットして東京近郊の高原へと移住した著者は、それをきっかけに、今までとは違った眼差しで世界や同時代を眺めるようになった。慣れない土いじりや野菜づくりに精を出していると、悲喜こもごもの思い出が、やさしい風や、やわらかな雨のように心を撫でていく。今は亡き、母、父、息子、叔父、先生、友だち。今なら言える。すべての愛すべき人たちの思い出こそが私の故郷であり、私の先生だったのだと―。「田舎暮らしエッセイ」という器に載せて、これまでになく素直な気持ちで来し方行く末を存分に綴った、姜尚中流の“林住記”。
目次
序章 「山」に棲もう
第1章 空を見上げれば、いつでも
第2章 人は、歩く食道である
第3章 花の色
第4章 我々は猫である
終章 故郷について
著者等紹介
姜尚中[カンサンジュン]
1950年生まれ。政治学者。東京大学名誉教授。著書は一〇〇万部超のベストセラー『悩む力』とその続編『続・悩む力』のほか多数。小説作品もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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