集英社新書<br> 堀田善衞を読む―世界を知り抜くための羅針盤

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集英社新書
堀田善衞を読む―世界を知り抜くための羅針盤

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087210521
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0295

出版社内容情報

『方丈記私記』『ゴヤ』などで知られる作家・堀田善衞。縁のある作家、学者が、その魅力を語る。一流の創作者たちが、こぞって堀田作品を愛読するのは何故か? 現代に通じるメッセージを読み解く。

池澤 夏樹[イケザワ ナツキ]
著・文・その他

吉岡 忍[ヨシオカ シノブ]
著・文・その他

鹿島 茂[カシマ シゲル]
著・文・その他

大高 保二郎[オオタカ ヤスジロウ]
著・文・その他

宮崎 駿[ミヤザキ ハヤオ]
著・文・その他

高志の国文学館[コシノクニブンガクカン]
編集

内容説明

南京虐殺事件を中国の知識人の視点から記した『時間』、時代を冷静に見つめる観察者を描いた『方丈記私記』『ゴヤ』などの評伝、『インドで考えたこと』『上海にて』などアジア各国を歴訪して書いた文明批評など、数多くの優れた作品を残した作家、堀田善衞(一九一八~一九九八)。堀田が描いた乱世の時代と、そこに込めた思いは、混迷を極める現代社会を生きる上での「羅針盤」として、今なお輝きを放つ。堀田作品は、第一線で活躍する創作者たちにも多大な影響を与え続けている。堀田を敬愛する池澤夏樹、吉岡忍、鹿島茂、大高保二郎、宮崎駿が、堀田善衞とその作品の魅力、そして今に通じるメッセージを読み解く。

目次

はじめに 『方丈記私記』から
第1章 堀田善衞の青春時代
第2章 堀田善衞が旅したアジア
第3章 「中心なき収斂」の作家、堀田善衞
第4章 堀田善衞のスペイン時代
第5章 堀田作品は世界を知り抜くための羅針盤
終章 堀田善衞二〇のことば
年表 堀田善衞の足跡
付録 堀田善衞全集未収録原稿―『路上の人』から『ミシェル 城館の人』まで、それから…

著者等紹介

池澤夏樹[イケザワナツキ]
作家。1945年北海道生まれ

吉岡忍[ヨシオカシノブ]
ノンフィクション作家。1948年長野県生まれ

鹿島茂[カシマシゲル]
フランス文学者。1949年神奈川県生まれ

大〓保二郎[オオタカヤスジロウ]
美術史学者。1945年香川県生まれ

宮崎駿[ミヤザキハヤオ]
アニメーション映画監督。1941年東京都生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

79
以前図書館本を読んでいたのだが、手元に置いておきたいと思い購入した。再読である。堀田善衛は、時代を人間を冷静に深く読み解く。今のこの時代だからこそ読むべき本が多いように思う。この本は、そのための入門書になるだろう。終章にあげられた堀田善衛の言葉が心に響く。「何万人ではない、一人ひとりが死んだのだ。」「歴史は繰り返さず、人これを繰り返す」今、テレビから流れるニュースの向こうにあるものを見るべきなのだろう。2020/05/21

keroppi

76
堀田善衛の著作は大好きなのだが、まだまだ読めていない。池澤夏樹が、宮崎駿が、熱く語る。私は「美しきもの見し人は」に知的興奮を覚え何度も読み返した。「ゴヤ」の第4巻をプラド美術館に持参し、黒い絵を見つつ読んだこともある。知性の塊のような人だと思う。歴史を日本を人を見つめる視線は鋭い。この本にも堀田さんの著作の断片が掲載されているが、その一つ一つの文から思考の深さと鋭い感性を感じてしまう。もっともっと読みたい。ちなみに、「モスラ」の原作者の一人でもある。2018/11/29

岡本正行

59
 読みやすい。堀田善衛の本自体は、明月記抄などで数冊よんでいて、馴染みがある。終戦直後の困難な時代で活躍した作家だけに、その苦労は図りしえないものがある。そして、この本を書いた作家や漫画家、監督なども堀田よりは少し後かもしれない。だからこそ影響を受けている。その次の世代である私は、堀田善衛というと、凄い文学者、作家と思う。そういう色眼鏡は外して、真にいい本として味わいたい。それが可能な文書である。読みやすく、解りやすい短文集である。2023/11/27

yumiha

41
5人の方々が堀田善衛を語る。宮崎駿は、純粋に「心の芯」と言い切り、自分が迷ったりしたときの「羅針盤」と言うまでの惚れこみようが印象的だった。トトロやラピュタにも、堀田善衛が生きていた?また鹿島茂(フランス文学者)は、堀田善衛の文体も含めて、その文学を分析しているのが、興味深かった。まだ未読の堀田善衛作品『広場の孤独』『ゴヤ』など読んでみたいと思わされた。2019/02/13

やいっち

41
本書は、過日、訪れた高志の国文学館で開催されている「堀田善衞―世界の水平線を見つめて」を見てきた、そのショップで入手した。  本書を読んで、池澤夏樹が福永武彦の息子だと初めて知った。手軽に、気軽に手にしたけど、なかなか面白いし、参考になる。堀田善衛生誕百周年。再評価しないと。などと呟いてきたが、昨日(土曜日)車中での待機中に、一冊を読み切ってしまった。2018/10/21

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