出版社内容情報
姜尚中氏、大絶賛! 開高健ノンフィクション賞受賞作家にして、現代日本最強の「異才」田原牧が、「日常」から押し出された人々の姿を丹念に描きつつ、自身が辿った数奇な体験を振り返った、珠玉のノンフィクション。シリア難民、AKB、三里塚闘争、LGBT、暴力団、新宿ゴールデン街、子ども食堂、日本赤軍、刑務所、イスラム国、釣り場--。一見バラバラな社会の「断片」を繋ぎ合わせたとき、見たことのない地平が浮かび上ってくる。未曾有の規模で崩落する21世紀の人間が生きるべき、新たな「居場所」を展望したこの小さな本に、私たちの生存のヒントが隠されているのだ!
内容説明
巨大な資本の流れは、人々の暮らしをボロボロに蝕み、国家は、国境の壁をますます迫り上げる。押し出された者は、当て所もなく荒野を彷徨うのみ。―私たちの居場所はいま、どこにあるのか?シリア難民、AKB、三里塚闘争、LGBT、暴力団、新宿ゴールデン街、子ども食堂、日本赤軍、刑務所、イスラム国、釣り場…。一見バラバラな「断片」を繋ぎ合わせたとき、見たことのない地平が浮かび上がってくる。「人間」の姿を丹念に描いたこの小さな本に、私たちの生存のヒントが、隠されている!開高健ノンフィクション賞受賞後、第一作。
目次
第1章 流浪に浮かぶ祖国
第2章 共犯者たちの秘密基地
第3章 あのころ「学舎」があった
第4章 「雑民」たちの浄化
第5章 アジールの崩壊
第6章 残された旗
第7章 食堂が紡ぐモノ
第8章 極北の「持ち場」
第9章 砂漠の団欒
第10章 異界の不文律
著者等紹介
田原牧[タハラマキ]
1962年生まれ。ノンフィクション作家。東京新聞(中日新聞東京本社)特別報道部デスク。季刊“アラブ”(日本アラブ協会)編集委員。2014年、『ジャスミンの残り香―「アラブの春」が変えたもの』で第一二回開高健ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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