出版社内容情報
2020年度から大学入試が変わるが、「従来型の学力」を否定するこの改革は格差拡大の危険や子供の精神に悪影響をもたらす可能性が高い。受験勉強とは何を学ぶものなのか。和田受験論の最終決定版。
和田 秀樹[ワダヒデキ]
内容説明
二〇二〇年度から大学入試が変わる。中央教育審議会の答申によると、センター試験は廃止され新テストを導入。すべての国立大学の入試が実質AO入試化される。しかし「従来型の受験学力」を否定し「新しい学力」を求めるこの改革は、格差のさらなる拡大の危険や子供のメンタルヘルスに悪影響をもたらす可能性が非常に高い。そもそも政府が否定する「従来型の学力」は本当に“悪”なのか。子供が受験勉強で身につけるべき能力、これからの時代に必要な力とは何か。精神科医であり、また長きにわたり教育産業に従事してきた視点から多角的かつ詳細に論じる。
目次
第1章 2020年入試改革と受験学力(2020年度から入試がどう変わるのか(センター試験)
2020年度から入試がどう変わるのか(二次試験) ほか)
第2章 受験テクニック再考(受験テクニックを知らない地方秀才たち;受験テクニックで合格した受験生たちのその後 ほか)
第3章 学力と日本の教育について考える(真の学力とは何か;普通教育の意味 ほか)
第4章 受験勉強でどんな能力が身につくのか(コンテンツ学力とノウハウ学力;記憶力を高め、知識を身につける ほか)
第5章 受験学力格差はなぜ起こるのか(学力「素質」論の背景;親がどう関わりどう影響するか)
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪府生まれ。和田秀樹こころと体のクリニック院長。国際医療福祉大学大学院教授、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師。1985年東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローなどを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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