集英社新書<br> ルバイヤートの謎―ペルシア詩が誘う考古の世界

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集英社新書
ルバイヤートの謎―ペルシア詩が誘う考古の世界

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  • サイズ 新書判/ページ数 187p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087208344
  • NDC分類 929.91
  • Cコード C0210

出版社内容情報

今も世界に熱狂的なファンを持つイランの詩集『ルバイヤート』の魅力を紹介。考古学の調査に際して、多くの逸話を持つ著者が『ルバイヤート』を縦軸に考古学界の裏の争いなど興味深い逸話を交え、語る。




金子 民雄[カネコタミオ]

内容説明

『ルバイヤート』とは、一一世紀のペルシアに生まれた天才オマル・ハイヤームが作った四行詩の総称であり、その詩集の名称である。ペルシア文化の精髄の一つと言われるこの詩集は一九世紀、英国詩人フィッツジェラルド訳で注目を集め、今や世界中で翻訳されている。著者は、深い諦観と享楽主義が同居するこの詩の世界に触れることで、西域探検史、特に探検家ヘディン研究の第一人者として、中央アジア史と東南アジア史の調査研究を続ける道を拓いた。謎に満ち、今も人々を魅了する『ルバイヤート』。長年の研究調査で知り得たエピソードをまじえ解説し、その魅力と謎に迫る、誘いの一冊。

目次

第1章 『ルバイヤート』とは何か(『ルバイヤート』との出逢い;不穏な時代に広がった四行詩 ほか)
第2章 万能の厭世家、オマル・ハイヤーム(オマル・ハイヤームの足跡;数学者、哲学者としてのハイヤーム ほか)
第3章 『ルバイヤート』と私の奇妙な旅(『ルバイヤート』の故郷ニシャプールへ;ワインと美女とチューリップの楽園 ほか)
第4章 『ルバイヤート』をめぐるエピソード(宮澤賢治と『ルバイヤート』;賢治が飲んだ「チューリップの酒」 ほか)

著者等紹介

金子民雄[カネコタミオ]
1936年、東京生まれ。日本大学商学部卒業後、西域探検史、ヘディン研究の第一人者として、中央アジア史と東南アジア史の調査研究を続ける。哲学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

66
ルバイヤートそれ自体ではなく、その周辺に関するエッセイといった趣。何となくトリビアを積み重ねているような印象も。自分はルバイヤートは矢野峰人訳で読んだだけであり、著者やその時代に関しては完全に白紙の状態だったため、教えられることも多かった。とはいえ一番面白かったのはルバイヤートの受容と美本の部分。孔雀のルバイヤートを巡るエピソードとかは謎に包まれて実に興味深い。原著者自身や詩の真贋については、まだ謎に包まれている部分も多くよくわからない点も多いが。作中に点在する中央アジアの地名や風景が何とも美しい。2016/09/22

キムチ27

43
11世紀から12世紀にかけて生きた詩人ハイヤーム。彼は単なる詩人の領域に棲む人でなく天文学、数学の世界で名を成した。そういったことはかなり、マニアックと思うのに、筆者はルパイヤート病に陥ってしまっているようだ(自称)だから、この新書自体、薄いとはいえ、面白いか否かは読者の主観にかなり拠ると思った。古代日本は結構親交の跡があったペルシア、時を経て、どうだろう?親しむとは言えなく、謎が満ちている。この本を読んでますます??楽しんだなんてとても言えず、別の切り口からペルシアに触れようっと・・2018/02/07

へくとぱすかる

39
実はこれを読みたくて、岩波文庫「ルバイヤート」を前日に読んだわけです。文庫解説から半世紀のちの、ニセ写本の話が目新しい。「謎」はまだ解かれているわけではなく、どれがオマル・ハイヤームの真作なのかは、まだ霧の彼方。とはいえ、中世ペルシャの、時代の空気を900年の時を超え、感じさせてくれる作品を味わう、楽しい参考書です。2016/05/19

川越読書旅団

28
東京堂書店の中東特集?的なブースで紹介されており即買い。11世紀のペルシア帝国で詠まれた四行詩「ルバイヤート」、著者は詩人でありながら天文学者でありまた数学者でもあったオマル・ハイヤーム。「ルバイヤート」の概要を理解するに最適な一冊。四行詩自体の紹介や解説ではないので、別途「ルバイヤート」自体にも目を通す事をおすすめします。2021/11/07

ロビン

15
1048年にセルジューク朝期のペルシアに生まれ、数学者、天文学者、哲学者として有名であったイスラム教徒オマル・ハイヤームの「ルバーイイ」-四行からなり、王家や政治体制への風刺を含むという革新性をもった詩ーという詩形の詩を集めた『ルバイヤート』にまつわるあれこれの謎を提示した本。酒を禁じるイスラム教にあって酒を歌い、時に無神論までも匂わせる『ルバイヤート』は、もし王家の関係者やイスラム教関係者に知られれば失職し「背教者」の烙印を押されてしまう危険なものであった。それでも表現せずにいられなかったのである。2024/03/25

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