集英社新書<br> 奇跡の村―地方は「人」で再生する

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集英社新書
奇跡の村―地方は「人」で再生する

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  • サイズ 新書判/ページ数 220p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087208047
  • NDC分類 318.6
  • Cコード C0236

出版社内容情報

少子化対策に目覚しい成果をあげて全国の自治体関係者から「奇跡の村」と呼ばれている長野県下條村など、独自の移住促進策で「消滅論」に抗う各地の山村を取材した、希望のルポルタージュ。

内容説明

少子高齢化と人口減少により「地方消滅」が叫ばれて久しい。そんな中、長野県下伊那郡下條村は、全国の自治体関係者から「奇跡の村」と呼ばれている。少子化対策に目覚ましい成果をあげてきたからだ。「陸の孤島」と揶揄される人口約四〇〇〇人の山村が、一九九八~二〇〇二年の五年間平均出生率で長野県トップを記録。現在でも、全国平均一・四三人を上回る一・八八人(二〇一三年)と、トップクラスの高い出生率を誇る。その秘密はどこにあるのか?この下條村を中心に、独自の移住促進策で「消滅論」に抗う各地の山村を取材。この先の社会に光を点す、希望のルポルタージュである。

目次

第1章 奇跡の村「下條村」(下條村・序論;カリスマ村長;意識改革;資材支給事業;若者定住策;下條村の今)
第2章 消滅可能性ナンバーワン?「南牧村」を訪ねて(南牧村の今と昔;成果なき活性化策;古民家バンク;移住者たち;元気な高齢者)
第3章 人をつなげる役場職員「旧・藤野町」(元女性町議の回想;様々な新住民;「藤野町」の消滅;トランジション・タウン;ヒューマンパワースポット)

著者等紹介

相川俊英[アイカワトシヒデ]
1956年群馬県生まれ。地方自治ジャーナリスト。早稲田大学法学部卒業後、放送記者、フリージャーナリストを経て、97年から「週刊ダイヤモンド」委嘱記者。99年からテレビ朝日系「サンデープロジェクト」の番組ブレーンを務め、自治体関連の企画・取材・レポートを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハイランド

79
村長の強烈なリーダーシップで財政立て直しを図った村。若者中心に、他からの移住者を呼び込んだ村。異文化を取り込むことによって独自の発展を遂げた村。国の地方政策は一貫性があるとは言い難いし、地方延命にはなっているかもしれないが、地方再生につながっているとは思えない。三通りの地方再生の姿を取材してはいるが、それぞれが違うやり方で成果を上げており、共通するのは人のやる気が動かすということと、変わろうとする異分子と変化を好まない地元との確執が必ず発生するということ。困難を乗り越えるには相当のパワーが必要と感じた。2019/09/07

壱萬弐仟縁

37
下条村の合計特殊出生率98-02年1・97人。長野県トップ(16頁)。職員目覚めて5年後以上か。職員数は37人(19頁)。人口4千人なので、一般的な自治体の倍以上の生産性で働いている。伊藤村長が驚愕したのは、コスト、収益、成果という数字にこだわる民間人との齟齬(30頁)。彼は公務員の効率を意識しない仕事ぶりに、怒りを感じた。お役所仕事を一掃せよ、と(41頁)。飯田市の綿半ホームエイドに職員を研修に行かせた。敢て繁忙期に行かせた(43頁)。2016/01/03

Nobuko Hashimoto

23
面白かったです。山間部の小さな村や町の挑戦。剛腕村長が民間企業経営で培った感覚を行政に導入してコスト削減に成功している下條村、不利と思われた土地の形状や気候を生かせる農業への転換を果たしつつある南牧村、「よそもの」を受け入れることで新しい住民やまちの「ウリ」を得た旧藤野町。持ち直してきたのでもう安泰、とはいかないでしょうし、よその自治体がこれらの自治体を真似てもうまくいくとは限らないでしょうが、いろんなヒントや刺激を与えてくれる事例です。2016/10/04

けんとまん1007

19
地方は「人」で再生する・・・・何事も「人」に始まり終わるのだと思っている。その視点がずれていると、今のこの国のような、先に希望のないことになってしまう。ここで取り上げられている3つの村は、それぞれ、置かれた環境も状況も違うし、タイプも違う。だからこそ、可能性がある。画一化された視点では、プラスの方向へ行くことはないと思う。それは、村に限らず、あらゆる組織にも通じるものがある。よく言われている、無いものねだり⇒あるもの探しという視点、どこに価値を見出すか。2016/06/26

MOKIZAN

13
下條村はトップダウンで改革されてきたのに対して、藤野町は移住者が活動主体者となって、役所がそれに乗っかったという感じ。同県民として願わくば住民の自立意識が高まって「地図から消えた町」になっても、モチベーションは下がらないで欲しい。下條村策については危惧した通り、目玉たる公営住宅が住居者にとって手狭になり、転居を検討せざるを得ないとのこと。その際気になるのは、①彼らが「街」に戻って行ってしまう。②中古物件となった空き区画に、適した新たな居住者が入ってくれるのか(安価だから大丈夫?)。南牧村には関心持てず。2016/07/13

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