集英社新書<br> 文豪と京の「庭」「桜」

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集英社新書
文豪と京の「庭」「桜」

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  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087207699
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0295

出版社内容情報

三島由紀夫、夏目漱石……。京の「庭」や「桜」から文豪を捉え直したとき、文豪の知られざる本質が見えてくる! 祗園の夜桜や竜安寺の石庭などの京都の魅力を、名作を手がかりに描き出した一冊。

内容説明

「仙洞御所庭園」を“美しい老いた狂女”に喩えた三島、「糺の森」に子規を失った“心の寒さ”を覚えた漱石、「平安神宮」の紅枝垂れ桜に“エロスへの憧憬と拝跪”を秘めた谷崎…。日本の近代文学を彩る文豪たちは皆、京都の情景に魅せられ、自らの作品にそれを描いてきた。本書は、祇園の夜桜や竜安寺の石庭など、誰もが知る京都の新たな魅力を、数々の名作を手がかりに描き出す。また、京の「庭」「桜」という新たな視点から文豪を捉え直すことで、彼らの知られざる本質を明らかにした一冊である。

目次

第1部 桜(平安神宮“『細雪』の紅枝垂”―谷崎潤一郎・川端康成;円山公園“祇園の夜桜”―丸谷才一・九鬼周造;常照皇寺“九重桜”―福永武彦・芝木好子)
第2部 庭1―社寺(下鴨神社“京に着ける夕”―夏目漱石・高浜虚子;青蓮院“楠の巨木”―永井荷風・芥川龍之介;竜安寺“石庭を読み解く”―志賀直哉・井上靖・立原正秋)
第3部 庭2―御所・離宮(紫宸殿南庭“京の一〇日間”―森鴎外;仙洞御所“「静寂」の庭”―三島由紀夫;修学院離宮“帝王の庭”―大佛次郎;桂離宮“美の意匠”―野上豊一郎・和辻哲郎・井上靖)

著者等紹介

海野泰男[ウンノヤスオ]
1938年、静岡県出身。常葉学園大学元学長。東京大学文学部国語国文学科卒業、同大学院修士課程修了。麻布高校教諭等を経て、1984年に常葉学園大学教授。2002年、学長に就任。同大学名誉教授、常葉学園名誉学長。専門領域は国文学(平安文学)、美術史(西洋絵画)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メタボン

20
☆☆☆☆ 文豪の名文を通して日本人の感性、京都の桜や庭園の美に触れられる。子規亡きあと訪れる京都の寒さが強く印象に残る漱石の「京に着ける夕」や、吉井勇の歌は読んでみたい。川端康成や谷崎潤一郎の京都への思いは言うまでもないだろう。立原正秋にも興味を持った。2015/11/19

田中峰和

5
著名な文豪の書いた文学作品を通して、京都の桜と庭園を紹介する。著者は大学教授だけに知的探求心を満足させてくれる。子規との友情がよほど深かったのか、漱石は下鴨神社「糺の森」で心の寒さを覚える。谷崎潤一郎といえばエロス。「平安神宮」の紅枝垂れ桜にエロスの憧憬と拝跪を秘める。「細雪」では一家そろって大沢の池の花見を年中行事としていた。雪子とその姉妹の美しさと桜の絶景は見事な演出といえる。京都に来て漱石は子規を想う。英国留学中に亡くなった子規。「ぜんざい」の赤提灯を見て食い意地のはった子規を懐かしむ。2024/03/23

紫暗

3
小説に限らず、エッセイなど、あらゆる作品で文豪が桜や日本庭園について書いてあるものを紹介してくれている一冊です。これを読むと庭や桜を見に行きたくなるのはもちろんのこと、文豪の作品も読みたくなります。小説からだけではわからない作家の思想なども垣間見え、文豪達の作品の楽しみ方が増えたような気がしました。2015/03/31

拓陽(いっぽまえへ)

2
期待して読んだが、没頭するまでには至らなかった。ただ、第3部の仙洞御所(三島由紀夫)、修学院離宮(大仏次郎)、桂離宮(井上靖 他)は期待していた内容に近かったのでなかなか面白かった。桂離宮は実際に見ていたので、想像もしやすかったのだが、体感していないと、もしくは庭などに知識がないとなかなか入り込めないなと感じた。また、紹介されている場所へ行った際に読み返すとこの本の有難さが引き立つのだろうけどね。2015/09/02

Tadasu Nunotani

2
与謝野晶子は「桜月夜」という新語を詠み込むなど 和歌の世界でも近代勃興を表現したと回答してバツ付けた教師は 間違いだったと仇討ちを果たした気分になりましたw2015/02/11

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