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集英社新書
人間って何ですか?

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  • サイズ 新書判/ページ数 193p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087207361
  • NDC分類 114
  • Cコード C0236

出版社内容情報

作家・夢枕獏が、各界の最先端に身を置くプロフェッショナルと真剣勝負! 「人間とは何か?」という人類共通の関心事に答えるべく、様々な分野の第一人者を訪ね、その解を探った。

内容説明

なぜ人間はこの宇宙に存在しているのか、もしも人間が存在しなかったら…?作家・夢枕獏が、各界の最先端に身を置く第一人者と真剣勝負!最も根源的な問いに答えるべく、脳科学や物理学、考古学など、ジャンルに捉われぬ様々な切り口からその解を探った。超豪華メンバーとの対談から導き出された、究極の人間像とは?書下ろしによる解題も収録。

目次

第1章 ヒトに自由意志はあるのか(池谷裕二(脳研究者))
第2章 宇宙は人間に「ちょうどよく」できている(佐藤勝彦(宇宙物理学者))
第3章 縄文の精神に持続可能性を学ぶ(岡村道雄(考古学者))
第4章 人類という種の来し方、向かう先(長沼毅(生物学者))
第5章 人間の命だけが尊いのか(島薗進(宗教学者))
第6章 ダイオウイカの追跡から見えた、人間の可能性(窪寺恒己(海洋生物学者))
第7章 生命の境界を揺るがiPS細胞研究(八代嘉美(幹細胞生物学者))
第8章 人の死に方を考える(ビートたけし(芸人・映画監督・俳優))

著者等紹介

夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年生まれ。小説家

池谷裕二[イケガヤユウジ]
1970年生まれ。脳研究者

佐藤勝彦[サトウカツヒコ]
1945年生まれ。宇宙物理学者

岡村道雄[オカムラミチオ]
1948年生まれ。考古学者

長沼毅[ナガヌマタケシ]
1961年生まれ。生物学者

島薗進[シマゾノススム]
1948年生まれ。宗教学者

窪寺恒己[クボデラツネミ]
1951年生まれ。海洋生物学者

八代嘉美[ヤシロヨシミ]
1976年生まれ。幹細胞生物学者

ビートたけし[ビートタケシ]
1947年生まれ。芸人、映画監督、俳優(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tetsu

30
★4 夢枕獏の対談集。 夢枕獏の小説はあまり興味がないが、対談相手はどなたもなかなか魅力的。 宇宙物理学者佐藤勝彦との対談のエントロピー増大に関する話はとても面白く、このような発想で生命を捕らえることができるのかと驚く。 エントロピーが増大する過程は、一見矛盾するようだが、非常に効率よく秩序を持った方法で行われる。なるほど。2016/02/09

ぐうぐう

28
夢枕獏がホストとなって、脳科学者、物理学者、考古学者、宗教学者、芸人などなど、各界の識者に専門分野について語ってもらう新書。このインタビューにはひとつのルールがある。それは、タイトルにもなっている「人間って何ですか?」という問いを、必ず最後に投げかけることだ。その答えから、それぞれの専門分野が浮き彫りとなり、理解が深まるという仕掛けだ。そしてその答えの多様性こそが、人間に対する理解をも深める。夢枕獏の、未知なるものを知りたいという好奇心もまた、人間そのものを感じさせる。2014/05/07

27
夢枕獏が、脳科学、宇宙学、生物学、海洋学、宗教家、芸人の第一人者とそれぞれ対談する「人間ってなに?」面白かった!脳科学の「人の心の動きは脳の働きによるもので、行動は後付」っていうのにはなんとなくしっくりこないけど。生物学の長沼さんの話はとてもわかりやすかった、でも最後のビートたけしが一番面白かった。2014/07/27

豆ぽち

26
一時的にエントロピーの低い秩序のある状態になった方が、かえって効率よくエントロピーを増大させる。宇宙はビッグバン以降、全体のエントロピーがどんどん増大しているのだけれども、もっと速く無秩序にするには、局所的に生命のような秩序を作っておいた方が、宇宙は速く老化するのです。『私たち生命は宇宙を効果的に老化させるために存在している』!!!2016/01/23

不羈

26
ホント、人間て何なんだろう?本書を読んだからといって答えがあるわけでなく、それぞれの立場というか価値観をベースに考えを述べてくれている。作家夢枕獏氏と8人の著名人との本のタイトルを題材にした対談集。それでも特に、幹細胞生物学者の八代さんが述べていた「『生命とは何か』という問いを立てること自体が境界を作る行為にほかならない」が哲学的な気付きを与えてくれた。2015/04/03

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