出版社内容情報
ミツバチが忽然と姿を消す「CCD(蜂群崩壊症候群)」。著者は、日本でその実情を探るうち、CCDの主要因を突き止める。環境化学物質の蔓延に警鐘を鳴らす、必読の一冊。
内容説明
二一世紀になってにわかに発生した「蜂群崩壊現象」。地球上の様々な場所で同時多発的に大量のミツバチが姿を消したこの現象は、世界中を震撼させた。著者は、日本で実情を探るうち、主要因を突き止める。真犯人に浮上したのは、ハチのみならず生態系全体、さらには人間にとっても脅威となる、戦慄の化学物質だった…。人間の生活環境のみならず、生態系にまで深刻なダメージを与える環境化学物質の実態を詳細にリポートする。
目次
序章 ミツバチ一家は完全分業
第1章 ミツバチの墓があちこちに
第2章 なぜミツバチは減り続けるのか
第3章 アメリカのミツバチは疲労困憊
第4章 農薬規制に動いたEUの国々
第5章 ネオニコチノイド系農薬の罪と罰
第6章 「農薬安全神話」のまやかし
第7章 生物多様性の宝庫・田んぼの危機
第8章 急増する子どもたちの異変
第9章 広がり、深刻になる健康被害
第10章 「脱・化学物質づけ」への道
著者等紹介
岡田幹治[オカダモトハル]
フリージャーナリスト。1940年、新潟県生まれ。一橋大学社会学部卒業。朝日新聞社ワシントン特派員、論説委員などを経て2000年に定年退社。「週刊金曜日」編集長を務めた。食の安全や環境問題、日本経済を主なテーマに、取材・執筆を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kubottar
こも 旧柏バカ一代
ヴィオラ
coolflat
おおかみ