集英社新書ノンフィクション<br> 風景は記憶の順にできていく

個数:
電子版価格
¥748
  • 電子版あり

集英社新書ノンフィクション
風景は記憶の順にできていく

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月11日 12時07分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087206975
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0230

出版社内容情報

日本各地を旅してきた著者が、浦安、銀座、熱海、四万十、西表島などを巡る。モノカキの原点となった町や昭和の空気をいまだにまとう街など、現在の風景を入り口に記憶をたどる、シーナ流ノスタルジック街ブラ。

内容説明

著者は、自身の原点となった様々な“街”に再会する旅に出る。浦安、銀座、熱海、浅草、四万十川、石垣島の白保、銚子、新宿…。日本各地を巡る旅は、これまでの人生に堆積してきた記憶の断層を掘るかのようで、なつかしい風景に心震わせ、感無量となることもあれば、思いがけず困惑し落胆することもあった。作家の原点となった街やいまだ昭和の空気をまとう町など、現在の風景を入り口に記憶をたどる。

目次

浦安―海は遠くに去りもう青べかもなかった
新橋・銀座―かわらない風もときおり吹いて
武蔵野―雑木林がなくなったなつかしい武蔵野のからっ風
熱海―老衰化「熱海」万感の一五〇〇円
中野―中野ブロードウェイ成功した換骨奪胎
神保町―まだまだ安心
浅草―雨の浅草でよかったような
四万十川―変わらないチカラ
石垣島の白保―珊瑚の海は守られた
舟浮―イリオモテ島「舟浮」チンチン少年を探しに
銚子―地球はまだまだ丸かった 銚子の灯台、近海キハダマグロ
新宿―旅人は心のよりどころに帰ってくる

著者等紹介

椎名誠[シイナマコト]
1944年東京都生まれ。作家。写真家、映画監督としても活躍。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

105
シーナさんの自分の「想い出の地」を巡るプチ旅行記。幼少の頃に過ごした浦安に始まり、サラリーマン時代の新橋、銀座、映画撮影で訪れた四万十、沖縄、そして最後は新宿。それぞれに思い出があり、当時との景色の差に驚いたり、変わっていないことに安心したり。自分もこれまでに各地を転々としたので、それぞれの場所に想い出がある。昨年も久し振りに行った大学の食堂が、バラックからお洒落なカフェテリアに変身していて驚いた。小学生の頃毎日遊んだ原っぱは今どうなっているだろう?そんなことを考えながら読みました。★★★2013/09/14

chantal(シャンタール)

80
椎名誠さんが、原点となった場所や思い出の場所を訪ね歩く。浦安にはじまり新橋、銀座、神保町や四万十川に西表島、最後は新宿に戻ってくる。30年、人の一生を考えると短くはない時間。変わっている場所、変わらない場所、たとえ風景は変わらなくても、曾ていた人がいなかったり。変わらないことが必ずしも良い事ではないけれど、変わって欲しくない場所や物事はある。田舎のお寺から眺める田園風景は今も変わらない。でもそこに立つ私の人生はあの頃とは違う。人生の中で確かに存在した場所や人、せめて私の記憶の中にいつまでも留めておきたい。2021/02/20

ホークス

26
椎名誠が自身にゆかりの深い土地を訪ねて回る。独自のユーモアを交えて土地への愛着やエピソード、そして容赦ない時の流れが語られる。亡くなった友人達との思い出や別れが度々出てきて、「人間の命は折り紙細工のようにはかなく頼りなく」「ただの偶然で生かされている」とつぶやく。自分にとって氏は逞しく前向きなイメージが強く、喪失感を噛み締める姿には、ことさらに人生の苦味を感じた。国分寺の酷薄な変化、高知四万十の静かな寂れぶりなどは、氏が書くべきテーマであったと思われる。2015/12/13

佐島楓

23
シーナさん自ら思い出の地を再訪するエッセイ。いつものユーモアは鳴りを潜め、風景の「進化」と「退化」という言葉が何度か使われる。「変わらない」ということがそれはそれできっぱり「進化」ではないか、と。確かに再開発などでがっくりさせられることが(東京在住の私には)多い。哀愁という言葉がこんなにしっくりくる本を久しぶりに読んだ。2013/10/22

ikedama99

17
図書館から借りた本。タイトルは意味深だけど、中身はもっと面白い。記憶に従っての訪問・・。思い出されるシーナワールドもあって、面白かった。2018/06/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6888615
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。