出版社内容情報
多くのセクハラは、恋愛とのグレーゾーンで発生する。なぜ女性はノーと言わないのか。訴えられたらどうすればいいのか。豊富な具体例を紹介しつつ、男が嵌りやすい勘違いの構図をあぶりだす。
内容説明
現実に生じるセクハラは、お役所や会社、大学が発行している防止パンフレットや各種マニュアルの事例とはだいぶ違うものである。結局、この問題の難しさは、ほとんどのセクハラが、グレーゾーンで生み出される点にこそあるのだ。なぜ女性ははっきりとノーと言わないのか、男性はなぜ気づかないのか。恋愛がらみの二つのパターン、妄想系とリアル系の違いとは。そして、訴えられたらどうすればいいのか―。セクハラ問題の第一人者が、豊富な具体例を紹介しつつ、男が嵌りやすい勘違いの構図をあぶりだす。誰でも知っておいて損はありません!
目次
第1章 間違いだらけのセクハラ「常識」
第2章 セクハラの大半はグレーゾーン
第3章 恋愛がセクハラになるとき―ときめきスイッチが入ったときはもう橋をわたっている
第4章 女性はなぜはっきりとノーを言わないのか、男性はなぜ女性のノーに気付かないのか
第5章 恋愛とセクハラの近くて遠い距離
第6章 オフィスにセクハラの種はつきまじ
第7章 周囲の方々、担当者へ
終章 後で訴えられないために―訴えられたらどうするか
著者等紹介
牟田和恵[ムタカズエ]
1956年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科教授。社会学者(歴史社会学、ジェンダー論)。1983年、京都大学文学部社会学専攻卒業。85年、同文学研究科修士課程修了。87年、同博士課程退学。89年、日本で初めて「セクハラ」の語を流通させるきっかけとなった福岡セクハラ裁判に関わる。現在「キャンパス・セクシュアル・ハラスメント・全国ネットワーク」の中心メンバーのひとりとして、この問題に理論・実践の両面から取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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