集英社新書<br> エリート×アウトロー 世直し対談

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集英社新書
エリート×アウトロー 世直し対談

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  • サイズ 新書判/ページ数 157p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087206685
  • NDC分類 304
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「世直し」にはまず人と人とがつながること!
閉塞感が募る日本の社会、明るい展望を描くには人と人との支え合いが不可欠だ。元エリート検事と歌舞伎町アウトローの熱血ボランティアがこれからの日本に何が必要か本音で語り合う。

内容説明

東京地検特捜部検事、法務大臣官房長を歴任した元霞ヶ関エリートの堀田力と新宿歌舞伎町であらゆる悩み相談に応じる「日本駆け込み寺」の代表、玄秀盛。救済の仕組みを作る側と自殺寸前の人を水際で救う側、いわば天と地ほども立場の異なるふたりが「ドン詰まり日本」の閉塞状況を打開する方策をホンネで語り合う。人と人とがつながり、支え合う社会の構築が急がれる日本だが、互いが触れ合うぬくもりや声をかけあっての助け合いなど、ゆるいボランティアがその鍵をにぎっている。

目次

第1章 人助けはどうして面白いか(人生後半をボランティアに投じた理由;「HTLV‐1」を「HIV」に間違えて… ほか)
第2章 人を助ける遺伝子(「人のために何かしたい」というDNA;傾聴ボランティアはしんどいけど ほか)
第3章 この世に役に立たない人はいない(若者と中高年のボランティア観;今の二〇代は価値観が違う ほか)
第4章 みんなが社会的強者に(セーフティネットは自立;日本人に根付いていない“自立”の考え方 ほか)
第5章 無関心社会からの脱皮(中途半端な自立意識;偽善でもやったほうが上等 ほか)

著者等紹介

堀田力[ホッタツトム]
1934年生まれ。京都大学法学部卒業。東京地検特捜部検事、法務大臣官房長等を歴任後、さわやか福祉財団理事長、弁護士

玄秀盛[ゲンヒデモリ]
1956年生まれ。中学卒業後、様々な会社を設立・経営するも、白血病ウイルスへの感染が判明してボランティアに目覚め、そのすべてを整理。歌舞伎町に「公益社団法人日本駆け込み寺」を設立して、あらゆる相談に応じている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

reading

13
主にボランティアについての話だった。玄さんの波乱万丈の人生についての記述を期待していたが、堀田氏の意見が主で、やや平凡な印象を持った。もっと具体的で生々しい内容を期待したが。2018/03/06

けん

6
★2.52019/06/02

しゅんぺい(笑)

3
堀田力さんと、玄秀盛さんの対談。 玄さんのことはこれまでまったく知らなかった。「駆け込み寺」の名前は聞いたことはあったけれど。 内容としては、人助け、ボランティアについて書かれている。まったく学術的ではないけど、フランクな文体そのままで、めちゃくちゃいいことばかり書かれている。 このお二人はともにかなりヘビーな人生を送っていて、人生の深みが内容に表れていました。 特に玄さん、見た目はいかついけど、めちゃくちゃいいひと。どんな考え方なのか、詳しく知りたいのでほかの本も読んでみたくなりました。2012/12/11

dumonde

1
エリート検事として活躍していた堀田さんと、その真逆の人生を歩んできた玄さんが、ボランティア活動という場でつながり、実現した対談。過去の経歴に違いはあれど、現実を愚直に直視することで、本当の意味で価値あるものを生み出し、提供してきた点で共通する2人の話から、すごく多くのことが学べる。ある意味、ポスト資本主義のひとつの答えがここにあるようにも思えた。秀逸。2014/06/20

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