出版社内容情報
なぜ、どうして、人は錯覚してしまうのか?
分かっていても防げないのが錯覚だ。曲がって見える直線、揺れて見える図版など様々な事例を示しながら、錯覚の謎を分かりやすく解説。知覚のミステリーを解きつつ、日常に潜む錯覚リスクも紹介。
内容説明
あらかじめ分かっていたとしても、人は錯覚してしまう。むしろ、常に生じる錯視を利用しているからこそ、3D映像などが成立している。人は、なぜ、どのように、錯覚しているのだろうか。なぜ地平線近くの夕陽は大きく見え、高速で回転する車輪は逆方向に回っているように見えるのだろう?曲がって見える直線、揺れて動くように見える図、実在と違って見える写真など、さまざまな事例を示しながら、錯覚について分かりやすく解説。知覚のミステリーを解きながら、日常に潜む錯覚リスクについても論じる。
目次
第1章 「百聞は一見にしかず」と言うけれど
第2章 人間に「正しく」見ることは可能か
第3章 二次元の網膜画像が三次元に見える理由
第4章 地平線の月はなぜ大きく見えるのか
第5章 アニメからオフサイドまで―運動の錯視
第6章 無い色が見える―色彩の錯視
第7章 生き残るための錯覚学
著者等紹介
一川誠[イチカワマコト]
1965年宮崎県生まれ。大阪府で育つ。千葉大学文学部行動科学科准教授。大阪市立大学文学研究科後期博士課程修了。博士(文学)。専門は実験心理学。人間の知覚認知過程や感性の特性について研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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