集英社新書<br> コーカサス国際関係の十字路

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集英社新書
コーカサス国際関係の十字路

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087204520
  • NDC分類 302.297
  • Cコード C0231

出版社内容情報

ロシアの外交・軍事戦略を知るうえでの必読書!
ウクライナ侵攻から遡ること14年前、ロシアが侵攻したのはコーカサス地域のグルジア(現ジョージア)だった。

日本人がいちばん知らない地域で、今なにが起きているのか?
コーカサスは、ヨーロッパとアジアの分岐点であり、古代から宗教や文明の十字路に位置し、地政学的な位置や、カスピ海の石油、天然ガスなどの天然資源の存在により、利権やパイプライン建設などをめぐって大国の侵略にさらされてきた。
またソ連解体や、9.11という出来事により、この地域の重要性はますます高まりつつある。
だが、日本では、チェチェン紛争などを除いて認知度が低いのが現実である。本書では、今注目を集めるこの地域を、主に国際問題に注目しつつ概観する。
第21回アジア・太平洋賞特別賞受賞!

[著者情報]
廣瀬 陽子(ひろせ ようこ)
 一九七二年、東京生まれ。静岡県立大学国際関係学部准教授。専門は国際政治・コーカサス地域研究。慶應義塾大学総合政策学部卒。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、同博士課程単位取得退学。政策・メディア博士(慶應義塾大学)。国連大学・秋野フェローとしてアゼルバイジャン在外研究。慶應義塾大学総合政策学部専任講師、東京外国語大学大学院准教授等を経て現職。著書『旧ソ連地域と紛争─石油・民族・テロをめぐる地政学』他多数。

内容説明

コーカサスは、ヨーロッパとアジアの分岐点であり、古代から宗教や文明の十字路に位置し、地政学的な位置や、カスピ海の石油、天然ガスなどの天然資源の存在により、利権やパイプライン建設などをめぐって大国の侵略にさらされてきた。またソ連解体や、9・11という出来事により、この地域の重要性はますます高まりつつある。だが、日本では、チェチェン紛争などを除いて認知度が低いのが現実である。本書では、今注目を集めるこの地域を、主に国際問題に注目しつつ概観する。

目次

第1章 コーカサス地域の特徴
第2章 南コーカサスの紛争と民族問題
第3章 北コーカサスの紛争と民族問題
第4章 天然資源と国際問題
第5章 コーカサス三国の抱える課題
第6章 欧米、トルコ、イランのアプローチ
終章 コーカサスの今後

著者等紹介

廣瀬陽子[ヒロセヨウコ]
1972年、東京生まれ。静岡県立大学国際関係学部准教授。専門は国際政治・コーカサス地域研究。慶應義塾大学総合政策学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、同博士課程単位取得退学。政策・メディア博士(慶應義塾大学)。国連大学・秋野フェローとしてアゼルバイジャン在外研究。慶應義塾大学総合政策学部専任講師、東京外国語大学大学院准教授等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かもめ通信

24
本でつないで世界旅行をしようというネット読書会で、なかなか訪れることができないコーカサスの地域を知ろうと手にした本。2008年の出版と時事問題を語るには少し古いかも知れないが、この地域の歴史や抱えている紛争の歴史的背景と(本が書かれた当時の)現状はもちろん、それらの紛争に対するロシアの態度、アメリカの思惑、EUのアプローチにまできちんと触れられていて、コーカサス問題を学ぶ入門書としては期待通りの本だった。2016/07/25

井上裕紀男

23
ソ連時代を上回りそうな国数がひしめくコーカサス、混迷の事情を知ることができます。民族や言語の説明が少ないのが残念ですが、国ごとの説明をしているだけに仕方ない。 アメリカ発信の「テロとの戦い」という言葉が無意味な地域紛争を続ける名目となったという指摘にショックを受けます。 チェチェンの悲惨な国内事情を考えると、ロシアが他国へ更に傀儡政権を作ることは食い止めなければならないことが分かる。 GUAMやCDCのような民主的な繋がりが同地域に根付いてほしいが、主要産業の無い国や民族が離散している国もあり厳しい。2022/03/02

MILKy

19
2008@770世界史アレルギーの私がこのような本に挑戦!今回情勢問題でメディア出演が顕著になった著者。アゼルバイジャンに留学していた経歴をもつ。正直今の世界情勢がなければコーカサスって地方すら認識なく。なんの知識も無い状態で読み、皆さんの言う教科書的で分かりやすい、までの理解には及ばなかったものの、半分近く?は…いや無知からは一歩前進。日本でも取り上げられない地域で、取り上げられるニュースなんてほんのひと握りでしかないことを改めて思い、知らないところで様々なややこしいことが起きているのを改めて知った2022/05/17

サアベドラ

15
多くの民族が混在し、現在も数々の問題を抱えるコーカサス地方の入門書。独立国である南部(アゼルバイジャン、アルメニア、グルジア)とロシア連邦内共和国である北部(ダゲスタン、チェチェン、イングーシ、北オセチア。それ以外はあまり書かれていない)のそれぞれの近年の政治情勢、民族や資源などの問題、米ロEUや周辺諸国との関係などがジャーナリスティックな文章で簡潔に書かれている。2008年の本なのでそれ以降の流れは反映されていない。割と良い本だが、専門的ではない。そしてコーカサスを扱った専門書は日本ではほぼない。2013/06/02

かみかみ

8
2008年出版当時のコーカサス地方の国内事情・国際関係について詳しくわかる一冊。コーカサスはアジア・中東・ヨーロッパの境界線上に位置し、バルカン半島以上に民族・言語・宗教が混淆している地域。そのような地理的要因から、ロシア・米国・EUといった諸国が資源(主にアゼルバイジャンの石油)や経済支援を巡って互いを牽制し合っている。チェチェン共和国を巡る紛争は有名だが、民族独立の問題がロシアから見れば外交カードとなっている現状は複雑怪奇だ。2020/06/30

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