出版社内容情報
ロシアの外交・軍事戦略を知るうえでの必読書!
ウクライナ侵攻から遡ること14年前、ロシアが侵攻したのはコーカサス地域のグルジア(現ジョージア)だった。
日本人がいちばん知らない地域で、今なにが起きているのか?
コーカサスは、ヨーロッパとアジアの分岐点であり、古代から宗教や文明の十字路に位置し、地政学的な位置や、カスピ海の石油、天然ガスなどの天然資源の存在により、利権やパイプライン建設などをめぐって大国の侵略にさらされてきた。
またソ連解体や、9.11という出来事により、この地域の重要性はますます高まりつつある。
だが、日本では、チェチェン紛争などを除いて認知度が低いのが現実である。本書では、今注目を集めるこの地域を、主に国際問題に注目しつつ概観する。
第21回アジア・太平洋賞特別賞受賞!
[著者情報]
廣瀬 陽子(ひろせ ようこ)
一九七二年、東京生まれ。静岡県立大学国際関係学部准教授。専門は国際政治・コーカサス地域研究。慶應義塾大学総合政策学部卒。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、同博士課程単位取得退学。政策・メディア博士(慶應義塾大学)。国連大学・秋野フェローとしてアゼルバイジャン在外研究。慶應義塾大学総合政策学部専任講師、東京外国語大学大学院准教授等を経て現職。著書『旧ソ連地域と紛争─石油・民族・テロをめぐる地政学』他多数。
内容説明
コーカサスは、ヨーロッパとアジアの分岐点であり、古代から宗教や文明の十字路に位置し、地政学的な位置や、カスピ海の石油、天然ガスなどの天然資源の存在により、利権やパイプライン建設などをめぐって大国の侵略にさらされてきた。またソ連解体や、9・11という出来事により、この地域の重要性はますます高まりつつある。だが、日本では、チェチェン紛争などを除いて認知度が低いのが現実である。本書では、今注目を集めるこの地域を、主に国際問題に注目しつつ概観する。
目次
第1章 コーカサス地域の特徴
第2章 南コーカサスの紛争と民族問題
第3章 北コーカサスの紛争と民族問題
第4章 天然資源と国際問題
第5章 コーカサス三国の抱える課題
第6章 欧米、トルコ、イランのアプローチ
終章 コーカサスの今後
著者等紹介
廣瀬陽子[ヒロセヨウコ]
1972年、東京生まれ。静岡県立大学国際関係学部准教授。専門は国際政治・コーカサス地域研究。慶應義塾大学総合政策学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、同博士課程単位取得退学。政策・メディア博士(慶應義塾大学)。国連大学・秋野フェローとしてアゼルバイジャン在外研究。慶應義塾大学総合政策学部専任講師、東京外国語大学大学院准教授等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かもめ通信
井上裕紀男
MILKy
サアベドラ
かみかみ