内容説明
熊が徘徊する里山の森の一角に個人で立ち上げたワイナリーとレストラン。その道のプロの誰もが無謀だと断言した素人ビジネスが、何故客を呼び寄せ成功に導かれていったのか?ビジネス上の計算はなくとも、やりたいことのコンセプトは明快にあった。里山の自然の恵みとともにある仕事をやりながら暮らしを成り立たせる、それが里山ビジネス。拡大しないで持続する、愚直で偽りのない生活と共にあるビジネスとは?グローバリズムの嵐の中での日本人の生き方を問う一冊である。
目次
第1章 素人商売事始め(失敗したシャンパンサーブル;仏滅の日にオープンする ほか)
第2章 ワイナリーを起業する(ワイナリーオーナーという肩書;もっとも割に合わないビジネス ほか)
第3章 里山のビジネスモデル(ワイナリーという施設が意味するもの;ここにしかないブランドの価値 ほか)
第4章 拡大しないで持続する(炭火焼きの教訓;ヨーロッパの豚 ほか)
第5章 グローバル化は怖くない(風が吹けば桶屋が損する;賞味期限がなかった頃 ほか)
著者等紹介
玉村豊男[タマムラトヨオ]
1945年東京都生まれ。東京大学仏文科卒業。在学中にパリ大学言語学研究所に留学。77年『パリ 旅の雑学ノート』、80年『料理の四面体』をはじめ、旅、料理、食文化、ライフスタイル等幅広い分野で執筆活動を続ける。83年より長野県軽井沢町、91年より同東部町(現東御市)に移住。2004年『ヴィラデスト・ガーデンファーム・アンド・ワイナリー』開設。画家としても活躍し07年箱根芦ノ湖畔に『玉村豊男ライフアートミュージアム』開館(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
baboocon
yamakujira
やす
てくてく
はせこー