出版社内容情報
漱石はこんな字を書いていた!
漱石の生原稿をカラーで再現。
漱石先生、「漢字検定」は不合格ぞなもし!? 誤字・脱字・癖字・・・臨場感あふれる読み応え!
生誕140周年の今年、新書版で初登場! 文豪漱石の青春小説の傑作、直筆原稿全150枚を一挙収録!
<同時収録>
●夏目房之介氏のエッセイ「読めなかった祖父の直筆原稿」
●『漱石全集』(岩波書店)に携わった秋山豊氏の解説「自筆原稿を『読む』たのしみ」
内容説明
本書は、漱石が四〇歳の時に三週間で書き上げたといわれる青春小説の傑作「坊っちやん」の直筆原稿を写真版で完全収録したものである。漱石が原稿用紙に書いたままの「肉筆」で、書き始めから終わりまですべて読むことができる。この種の「復刻物」は今までも研究者や一部マニアの間では流布していたものの、新書版で登場するのはこれが初めてである。手書き文字を書いたり読んだりする機会が減ってきたこういう時代だからこそ、当時最高の知識人が自らペンを執り書き綴った直筆原稿にじっくり接して、いろいろな読み方・楽しみ方を見つけて欲しい。岩波版「漱石全集」の元編集者・秋山豊氏による直筆の味わい方・解読の手引きと、漱石の孫・夏目房之介氏のエッセイも掲載。
目次
自筆原稿を「読む」たのしみ(秋山豊)
直筆「坊っちやん」(夏目漱石)
読めなかった祖父の直筆原稿(夏目房之介)
著者等紹介
夏目漱石[ナツメソウセキ]
1867(慶応3)年生まれ。小説家。93(明治26)年、東京帝国大学英文科卒。「坊っちゃん」の舞台になった松山中学他での教職・イギリス留学を経て、1905年『吾輩は猫である』でデビュー。07年、東京朝日新聞に入社後、『虞美人草』を発表。以後の小説は、絶筆の『明暗』まで全て朝日新聞に掲載。16(大正5)年没、享年五〇(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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