内容説明
社会の保守化とともに、「寝た子を起こすな」と性教育もバッシングされはじめている。だが性の低年齢化は進み、そのトラブルも深刻化しているのが現状だ。「自然にわかる」「学校にまかせておけばいい」とのんびり構えてはいられない。親が家庭で子どもに正しい知識を与え、子どもが発した問いや、ちょっとした変化に真摯に対応することが求められている。本書では、長年性教育にたずさわってきた著者が小学生から思春期までの子どもとのやりとりを想定し、親がどう「性」を教えるかを具体的にアドバイス。さあ、子どもと向き合ってみましょう。
目次
第1章 小さい頃のからだや性への素朴な疑問―小学校低学年くらいまで(ウンチ、オシッコと連呼する子どもにどうしたら?;「赤ちゃんってどうやって生まれてくるの?」にどこまで答える? ほか)
第2章 いのちの成り立ちや性別を意識する頃の困った質問―小学校三、四年生くらいまで(「ぼくは、どこから生まれたの?」ときかれたら;お母さんから生まれたのに、「お父さんに似てきたね」といわれるのはなぜ? ほか)
第3章 子どものからだが変化する頃の微妙な不安―小学校五、六年生くらいまで(娘に月経についてきかれたら;男の子の育て方は? ほか)
第4章 思春期のからだ、こころ、性への対処―中学、高校生の頃(思春期初級編;思春期中級編 ほか)
終章 学んでこそ育つ人間の性(いつ、何を知るべきか;性を学ぶことの意味 ほか)
著者等紹介
村瀬幸浩[ムラセユキヒロ]
1941年生まれ。東京教育大学卒。私立和光高校の保健体育科教諭として二五年勤務。一橋大学、津田塾大学、東京女子大学で「セクソロジー」の講師をつとめる。1982年「“人間と性”教育研究協議会」の設立に参加、同代表幹事。日本思春期学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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