集英社新書
性のこと、わが子と話せますか?

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087204049
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0237

内容説明

社会の保守化とともに、「寝た子を起こすな」と性教育もバッシングされはじめている。だが性の低年齢化は進み、そのトラブルも深刻化しているのが現状だ。「自然にわかる」「学校にまかせておけばいい」とのんびり構えてはいられない。親が家庭で子どもに正しい知識を与え、子どもが発した問いや、ちょっとした変化に真摯に対応することが求められている。本書では、長年性教育にたずさわってきた著者が小学生から思春期までの子どもとのやりとりを想定し、親がどう「性」を教えるかを具体的にアドバイス。さあ、子どもと向き合ってみましょう。

目次

第1章 小さい頃のからだや性への素朴な疑問―小学校低学年くらいまで(ウンチ、オシッコと連呼する子どもにどうしたら?;「赤ちゃんってどうやって生まれてくるの?」にどこまで答える? ほか)
第2章 いのちの成り立ちや性別を意識する頃の困った質問―小学校三、四年生くらいまで(「ぼくは、どこから生まれたの?」ときかれたら;お母さんから生まれたのに、「お父さんに似てきたね」といわれるのはなぜ? ほか)
第3章 子どものからだが変化する頃の微妙な不安―小学校五、六年生くらいまで(娘に月経についてきかれたら;男の子の育て方は? ほか)
第4章 思春期のからだ、こころ、性への対処―中学、高校生の頃(思春期初級編;思春期中級編 ほか)
終章 学んでこそ育つ人間の性(いつ、何を知るべきか;性を学ぶことの意味 ほか)

著者等紹介

村瀬幸浩[ムラセユキヒロ]
1941年生まれ。東京教育大学卒。私立和光高校の保健体育科教諭として二五年勤務。一橋大学、津田塾大学、東京女子大学で「セクソロジー」の講師をつとめる。1982年「“人間と性”教育研究協議会」の設立に参加、同代表幹事。日本思春期学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiroshi0083

2
性に関する考え方や感覚。年齢や年代、性別、そして経験によって大きく異なるであろう。人に迷惑をかけない限り、日常生活ならばそれで構わないかもしれない。だが、そのまま子供に伝えるわけにはいかないような気がする。いや、子育ての過程は家によって違うものだ。言葉を慎重に選べば特に問題ないだろう。中一と小五の子供を持つ親として、本書を手に取ったとき、心が揺れ動いた。もしも必要な状況に遭遇したら、性についての話をどのように伝えるべきなのだろうか。自分の気持ちに引き寄せながら本書を読んでみた。(コメントに続く)2017/04/09

Ayumi Yamashita

2
これから親になる人に,特にオススメの本です。長年性教育に携わってきた著者(男性)が,小学生から思春期までの子どもとのやりとりを想定し,親がどう「性」を教えるかを具体的にアドバイス。親が家庭で子どもに,正しい知識を与え,真摯に対応することが求められている時代。大変参考になる本です。2013/11/24

saiikitogohu

1
「小学校低学年までの、小さい子どもの性に関する興味、知りたいことは、大人が考えているものとは違う…それは、からだやいのちに関する疑問から生まれるのです」「子どもにしても、自分が愛されている、大切にされているという実感かあるから、からだのこと、いのちのことを「きいてみよう」「きいてみたい」という気持ちになれる」16「ウンチやおしっこをしていい場所、していい時を自分でコントロールすることはそう簡単なことではありません。トレーニングしてやっと身につく力」20「先延ばしは小学四年生ぐらい…四年生になったら」続2020/05/31

Yasuhiro

1
まだ早いが、いつか来る日のために。。。2016/03/31

yumico

1
近いうちにやってくる娘の思春期に、親としてどのように接するか準備したくて読んでみた。 QA方式で書いてあり、分かりやすかった。 照れずに、自信を持って伝えられるように練習だな。2014/07/29

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