内容説明
テレビ報道をとりまく環境は、大きく変化しつつある。マスメディアに対する人々の意識も変わってきている。メディア不信なども叫ばれるなかで、テレビ報道はどうあるべきか。「筑紫哲也NEWS23」デスクを務め、9・11直後にワシントン支局長に着任するなど、常にテレビ報道の第一線で活動してきた著者が、イラク戦争報道、海外メディアの現状など、さまざまな事例をもとに考察していく。三〇年来、テレビ報道に携わってきた著者が、自らの経験をふまえて語る、現場からの論考。米原万里さんとの対談も収録。
目次
序 マスメディア論の不毛と現代社会
第1章 現代の戦争報道(イラク戦争はメディアに何を突きつけたか;帝国のメディア;日本メディアのイラク戦争報道)
第2章 政治権力と報道(アメリカにみるテレビ報道と政治;取材源の秘匿をめぐって;アメリカ大統領選挙とテレビ;日本の選挙とテレビ)
第3章 荒野から(マスメディアの立ち位置の変化;マスメディアの近未来)
対談 イラク邦人人質事件で露呈したもの(米原万里VS金平茂紀)
著者等紹介
金平茂紀[カネヒラシゲノリ]
1953年北海道生まれ。77年TBS入社。報道局社会部記者等を経て、91‐94年、モスクワ支局長。94‐2002年、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク。02‐05年、ワシントン支局長。05年より報道局長。2004年度「ボーン・上田記念国際記者賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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