内容説明
GDPでは日本の半分に満たないフランスが、国際社会で存在感を保ち、自主独立外交を展開できる秘密はどこにあるのか?欧州の中原に位置する地政学的優位性、アフリカ諸国との密接なつながり、イスラム世界との深い関係、文化・言葉を通じた影響力の確保、国連安保理常任理事国の地位、核保有国としての軍事力…。フランスの切り札は数多い。米国一極化が進み、テロリズムが拡大するなか、多極的世界・文化的多様性を標榜して世界に影響を与え続けるフランス。その実像と国家戦略を、さまざまな具体例を挙げながらわかりやすく論じる。
目次
第1章 歴史上最悪の関係
第2章 イラク問題を巡る確執
第3章 仏米対立の本質
第4章 摩擦の歴史
第5章 付かず離れずの同盟政策
第6章 足場~ヨーロッパ~
第7章 勢力圏~アフリカ~
第8章 文化と言葉~文化のための外交、外交のための文化~
第9章 力~外交の最終的担保としての軍事力~
第10章 自主独立外交
著者等紹介
山田文比古[ヤマダフミヒコ]
1954年福岡県生まれ。1977年フランス・ストラスブール政治学院留学。1980年京都大学法学部卒業後、外務省入省。1981年フランス国立行政学院(ENA)留学。2000年外務省欧亜局西欧第一課長。2002年フランス国際関係研究所(IFRI)客員研究員。2003年より駐フランス公使(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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