内容説明
検査結果に異常がみられた多くの受診者に向けて、著者は、人間ドックの医師として生活習慣病対策に「運動をしなさい」と指導を続けてきました。でも、運動習慣はなかなか定着しません。試行錯誤の結果、一日に「今までより少し多く歩く」というシンプルな指導法にたどりつきます。一日プラス一〇〇〇歩を心がけ、日常生活を活発化する―意識して活動的に歩く“ライフスタイル・ウオーキング”こそが、生活習慣病の予防・改善の近道なのです。どうすれば身体を動かす習慣がつくか?歩くとなぜ健康になるのか?本書を読めば、ものぐさなあなたでも、健康のために今日から歩きたくなるはずです。
目次
第1章 私がすすめる新しいウオーキング
第2章 生活習慣病と人間ドック
第3章 歩くとなぜ病気が治るのか
第4章 今日から始める“ライフスタイル・ウオーキング”
第5章 身体も快適に歩くために
第6章 “ライフスタイル・ウオーキング”で変わる身体
第7章 “ライフスタイル・ウオーキング”で変わる生活
著者等紹介
泉嗣彦[イズミツグヒコ]
1943年生まれ。医学博士。社団法人日本ウオーキング協会副会長。ウオーキング医科学研究所所長。熊本大学医学部卒業。順天堂大学医学部消化器内科講師、昭和大学附属豊洲病院消化器科助教授、社会保険中央総合病院健康管理センター健診部長などを歴任。自らウオーキングを楽しみつつ、生活習慣病の予防・治療についての実践的研究を重ねている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おいしゃん
26
入門書だからか、ほぼほぼ常識的な情報のみで終始している。ウオーキングに必須なものとして、メモ帳や地図帳などとあり、いつの時代の本だよと思ったら、やはり15年以上も前の本だった。そりゃ無理ないか。2021/07/30
KAKAPO
25
2021/6、本格的にウォーキングを始めた私でしたが、2022/11、糖負荷試験の2時間値が基準値をはるかに超え、糖尿病型と診断されてしまいました。その後、栄養士さんの指導に従い、お菓子と名がつくものを可能な限り食べないようにして(9割以上減)、加糖ブドウ糖液糖を添加している清涼飲料水を飲まないようししたら、体重は62kgから55kgに減ったのですが、HbA1cは、糖尿病型と診断されてしまった時の6.3を維持しています...(;^_^A 現在、食後の7秒スクワットを追加して経過観察中です…('◇')ゞ2023/07/01
佐島楓
17
医学的なことはすでに知っていることが多かった。ウォーキングのウォームアップ・クールダウンは改めて確認しておこう。歩いていて気持ちのよい季節を探すのが一苦労というのが困ってしまう昨今だ。2013/11/11
けんちゃん
17
人間ドックで働き、自らもウォーキングを楽しむ著者の提唱する「ライフスタイル・ウォーキング」。日常の生活の中で少しずつ歩くことを増やしていく。日々の小さな積み重ねが、生活習慣病の改善、予防につながっていく。わかりやすく、取っつきやすく解説されています。すぐ調子に乗る私は、早速歩数計を使い始めました(笑)。同じことを何度も言っていてちょっとしつこいかなぁと感じましたが、よい本だと思います。2011/04/16
壱萬参仟縁
6
折り畳み自転車のタイヤがかわいそうな感じの体重の評者。散歩の方がいいかもしれない。ホリエモンも30キロ減らしいので、いい刺激にはなっている。ストレス、運動不足、塩分過剰摂取。いかんなー。肥満にして高脂血症、中性脂肪の高さ。益々、いかんなー(10頁)。ウォーキングをしたくなる環境に生きているわけではない。何か目的がないと続かないだろう。1万歩? それではやらない。毎日20分以上歩く(30頁)。要は、片道10分歩く道のりを設定してしまえばいいだけだが。都会の人は仕事で軽々やってるが、田舎ほどクルマだから・・。2013/04/25