出版社内容情報
【この本をお薦めします!~紀伊國屋書店新宿本店・和泉仁士】
気鋭の政治学者姜尚中氏と、気鋭の博打渡世人森巣博氏の対話から、日本が、世の中が見えてしまう。ふたりの痛快かつ真剣なやり取りで、ナショナリズム克服の可能性が面白く手軽に読めてしまう。テーマは決して軽いものではないのだが、肩の力を抜いて呼んでみるのに最適の1冊。
【この本をお薦めします!~紀伊國屋書店福岡天神店・比嘉】
在日韓国・朝鮮人である姜尚中氏と、何にもとらわれない生涯を送るオーストラリア在住日本人森巣博氏がそれぞれの視点から現在の世界情勢の混沌を明るみに出す。互いの主張を補い、対立させながら進められる対談は、政治や経済の話題に疎い人にも手に取りやすくなっていると思います。
内容説明
在日の立場から、長年、「日本」について鋭い批判と分析をつづけてきた姜尚中と、オーストラリア在住の国際的博奕打ちで作家の森巣博という、異色の対談が実現しました。テーマは、一九九〇年代以降、日本に吹き荒れている、ナショナリズムの嵐です。第一部で、日本型ナショナリズムの歴史を通観。第二部で、グローバル化によって変質する国民国家像と、国境なき後の世界の未来について、刺激的な意見交換を繰り広げます。国家とは何か、民族とは何か、故郷とは何か。本書は、ナショナリズムを理解し、何者をも抑圧しない生き方を模索するための入門書です。
目次
第1部 ナショナリズム/自由をめぐる対話―東大教授、豪州博奕打ちに会いに行く(石原慎太郎の「中国人犯罪者民族的DNA」発言を容認してしまう空気は何か?;姜尚中教授の特別課外授業スタート!講座名はズバリ、「日本ナショナリズム小史」;知られざる在日韓国・朝鮮人二世の青春―経済ナショナリズム体制下の、姜尚中の個人的体験)
第2部 グローバリズム/故郷をめぐる対話―豪州博奕打ち、東大教授に会いに行く(知られざる和製イージー・ライダーの青春―グローバリズムの渚における、森巣博の個人的体験;民族概念をいかに克服するか;無族協和を目指して)
著者等紹介
姜尚中[カンサンジュン]
1950年生まれ。東京大学社会情報研究所教授。選考は政治学・政治思想史
森巣博[モリスヒロシ]
1948年生まれ。オーストラリア在住の国際的博奕打ちにして、ジャンル横断的な異色の作家
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感想・レビュー
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ミッキー・ダック
原玉幸子
脳疣沼
がんぞ
sansirou