集英社新書
農から明日を読む―まほろばの里からのたより

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  • サイズ 新書判/ページ数 212p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087201079
  • NDC分類 610.4
  • Cコード C0261

内容説明

著者は「まほろばの里」と呼ばれる山形県高畠町で30年近く有機農業を実践し、農の復権を唱えてきた農民詩人である。森や田畑がおりなす美しい日本の田園のなかで、大地に足をつけて生きる「農あるくらし」から、大切なヒントが見えてくる。

目次

序章 まほろばの里からのたより
第1章 生命を育てる営み
第2章 まほろばの里の小さなくにづくり
第3章 ライフスタイルの創造
第4章 「身土不二」からの再出発
第5章 「持つこと」から「在ること」へ
結び 人間がふたたび大地に還る時代

著者等紹介

星寛治[ホシカンジ]
1935年山形県高畠町生まれ。農民・詩人。54年就農。農民文学誌「地下水」同人。73年高畠町有機農業研究会を創設し、農法改革と生産者消費者提携を推進。75年町教育委員に就任、83年より99年まで委員長を務める。併せて山形県総合開発審議会など各種委員を歴任。東京農大客員教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Masaaki Inoue

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著者の紹介には「1935年生。農民・詩人。1973年に有機農業研究会を創設」とあります。内容は農村風景や農民の仕事・生活を柔らかいタッチで紹介しつつ、「農(特に有機・無農薬)を生業とする」事の悦びや誇りがあざやかに書き綴られていると感じました。長い歳月をその道一筋に生きてきた人、でないと恐らく描けない。そんな一語一句がちりばめられて、こちらに流れ込んでくるのです。感動!2001年刊、と古いですが、技術書じゃないので今読んでも問題無しです。BOOKOFFさんで108円。アリガトウ2015/12/10

まつど@理工

0
(2001年9月初版)まほろばでは多肥栽培より地力を生かす有機農業が良さそうだと思って20年続けてきたp92。p39有機栽培年数と害虫やその天敵の比率。天候不順(p94有機は冷害に強い?)、病虫害や冷害、干魃、台風、豪雪で不作(こういうところ気になる。)地域風土に立脚、水田稲作を主軸に、果樹、畑作、畜産を組み合わせた複合経営。食農教育p82農のよろこびp189,勉強の序列から逃れる。p107若者が来ていきなり専業は無理、まず家計費を別の手段で稼げるようにして自給的な農から。

owlman

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有機栽培は「農」のあり方を問う。「農」は地域社会のあり方を問う。2018/05/26

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