内容説明
小児科医としてほぼ四十年にわたって開業し、診療現場で患者さんを見続けてきた著者が、既成の育児書や医学優先の育児論に異議をとなえた画期的な書。核家族化によって相談相手を失った若き悩める両親のための書き下ろし。本書は育児のノウハウを教えるマニュアル本ではない。「迷うのは当たり前。育児に絶対はない。子どものことを最もよく分かっているのは親である」との考え方に基づく、いわば「子育てのための思想書」である。子育てのあらゆる迷いに具体的なアドバイスを示しながら本当の知恵を語りかける。
目次
第1章 子育ての迷い判断法(なにに迷っているか整理する;立場と条件を定める;情報を吟味する ほか)
第2章 子育て10の知恵(第1の知恵―カンを大切にする;第2の知恵―常識を重んじる;第3の知恵―自分の性格と生活にマッチさせる ほか)
第3章 こんなとき、どう考える(授乳;離乳;断乳 ほか)