コバルト文庫<br> 耀変黙示録3 八咫の章―炎の蜃気楼(ミラージュ)〈32〉

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コバルト文庫
耀変黙示録3 八咫の章―炎の蜃気楼(ミラージュ)〈32〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 265p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086148474
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

高耶たちは三枚の鏡に記された「ゴトビキ岩」を求め、神倉神社へとやって来た。そこで高耶は、“仇討ち”に来たという高校生に出会う。待ち伏せていた彼の語るその理由に、高耶たちは衝撃を受けるが!?一方、大都市と呼ばれる各地では京都市民消失事件を機に、混乱した人々が暴動を起こしていた。―年代を問わず蔓延する怨霊。すでに“闇戦国”は、戦国の死者だけのものではなくなっていた。

著者等紹介

桑原水菜[クワバラミズナ]
9月23日千葉県生まれ。天秤座。O型。中央大学文学部史学科卒業。1989年下期コバルト読者大賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

11
人は不安を取り除くのに楽だから誰かに元凶を押し付けるという最も唾棄すべきであるのに、人として生きていくと逃れられない。無理解はどこにもあるという事実と真実を求める思いが対照的でした。一番、敵にまわしてはいけない人は直江だと思っていたのですが譲、お前もかっ!「霊界のブラピ」こといい人な彼が安田長秀という原名ではなく、千秋修平と名乗ったことがたまらなく、嬉しかったです。2012/03/15

RIE5

5
この巻のラストのシーンが、実は森野が読んでる同人誌…というオチ(きゃああああ、成田ぐぅん!!!と仰木くんがぁあ!!と叫びながらも凝視する姿)だったらいいのにー!とか頭によぎったけど、わーん、そんな妄想してる余裕すらないー!!でも、長秀が、自分を名乗る時に、千秋、という名前を選んでくれたことが嬉しかった。 この巻まではリアタイで読んでました。次の巻からは、買ってたけど読んだ形跡がない。ようやくあの頃に追いつけた。2010/12/28

ユーリ

5
「敗北した人間のほうが、勝った人間よりも遥かに多くの事を手にする」高耶さん、名言です。記紀はやっぱり難しい。漢字の読み方も独特だし。それにしても、高耶はつくづく受けなんだなあ。2010/03/17

きな粉

4
綾子さんに続き千秋(体無いけど)も出てきて、「景虎」と呼ぶ彼らに夜叉衆だあ~と感慨深いです。黒く覚醒の譲が高耶を拐い盛り上がってきました。2016/01/25

momo

4
闇戦国の真相に迫るうちに、本格的に話が記紀神話や日本の草創期に及んできて、あまりのスケールの大きさに背筋が凍ってきた。もう一人のタカヤの登場や、ずっと四国にいたらしい霊界のブラピさんの再登場が嬉しい一方で、譲……純粋に高耶を想うかつての姿が垣間見えるのが何とも言い難い…… 直江の「このまま腑をすすりたい気分です」が個人的にクリーンヒット。2013/09/13

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