内容説明
後悔しないためにすること、考えること、知っておきたいこと。
目次
第1章 「家で逝きたい」と言われたら、まずすべきこと(「家で逝きたい」と言われたら、することチャート;なぜ「家」で死にたいのか、理由を聞く ほか)
第2章 ふだんから考えておきたいこと(ふだんから最期について家族で語る;元気にうちに情報を得る ほか)
第3章 看取りにかかるお金(在宅で介護する費用は思ったほどかからない;入院と在宅で費用を比較してみると ほか)
第4章 在宅で受けられる医療(さまざまな専門スタッフが支えます;医師は在宅で医療を提供する ほか)
第5章 最期のときはこう迎える(認知症の看取りの場合;パニックにならないために ほか)
著者等紹介
村松静子[ムラマツセイコ]
在宅看護研究センターLLP代表。日本赤十字中央女子短期大学卒業。日赤中央病院、秋田県立脳血管研究センター勤務後、日赤医療センター初代ICU看護婦長となる。業務外で有志で訪問看護ボランティアを始めるが、その活動に限界を感じ、1986年、日本初の民間の看護組織「在宅看護研究センター」を設立。在宅看護の第一人者として、在宅看護の支援体制づくりのため奔走する。在宅看護を実践する傍ら、国の稲託でガイドライン作成に尽力、看護教育にも力を入れる。日本赤十字九州国際大学客員教授。2011年、フローレンス・ナイチンゲール記章を受章。著書、監修多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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aloha0307
19
看取る側からの視点にブレがなく参考になりました。「最期は家で」と独居父 butいくら言っても私の家族との同居(現状片道2時間の距離)、そして自宅での介護サービス受容、介護付きマンションは断固拒否(なんのための要介護 取得だったの?)...これじゃ「最期は家で」(叶うには少なくとも介護する側の家族との同居は必要)はとても無理 目指すべき方向と現実にこれほど乖離があるとわかっただけでも本書を読んだ意味がありました。2018/11/26
Ayano
0
わかりやすかった。内容は本当に看取りまでのプロセスと準備事項を流れに沿ってわかりやすく記載してある本。死にゆく人側からではなく、看取る側の心構えのための本かなー。 仕事関係で職場の人に借りて読んだ本。2018/11/09
むきぐり
0
家族を家で看取るときの流れが一通り書いてあり、見通しがたてられました。家で人がなくなるのを見た経験がないので、具体的に書かれている本があるとありがたいです。いい意味で表面的(というか、さらりとしているというか)なので、穏やかな気持ちで読めました。2018/04/20