プライムノベルス
神様は少々私に手厳しい〈1〉

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784074228188
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

二度目の異世界転移はかつての敵対国で、十年後の世界だった。珍妙な言動で混乱の時代を駆け抜ける、少女の奮闘記が今始まる!

守野伊音[モリノイオン]

内容説明

戦時中のグラース国に転移した須山一樹は、年下の少年、ルーナ・ホーネルトと恋に落ちた。しかし、長かった戦争が終わった夜、気がつくと日本に帰っていた。それから十か月後。何の因果か、カズキは再び異世界にいた。だがそこは、敵対関係にあったブルドゥス国の王都。しかも、自分が消えた夜から十年が経過していた。行き場のないカズキは、偶然出会った少女リリィが経営する娼館で下働きとして過ごすことになる。二度目の異世界生活に慣れてきたある日、カズキはこの十年で名が知れ渡った「黒曜」という存在を知る。それは、終戦の夜に消えた異世界人の自分が、終戦の女神だと担ぎ上げられたものだった―。

著者等紹介

守野伊音[モリノイオン]
『神様は少々私に手厳しい(1)』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

26
グラース国に転移した須山一樹は年下の少年ルーナと恋に落ちたものの日本に戻されてしまい、なぜか十年後のかつての敵対国に二度目の異世界転移を果たす物語。いい感じなところを戻されて、再び十年後の敵国に転移させられる設定からしてドタバタしていますが、珍妙な言動だったカズキが十年後の転移世界では「黒曜」として驚くほど美化されていて苦笑いですね。わりと再転移先でも恵まれていて、意外と早とちりなルーナとの再会も早かったですけど、黒曜の地位を狙う陰謀に巻き込まれてゆくドタバタ劇は楽しかったですし続巻も期待です。2017/02/21

陸抗

9
異世界に突然飛ばされたカズキ。世界の言葉が分からないので、必死に覚えたら…妙な言葉使い。大まかな意味は伝わるから、恋人のルーナを筆頭に、意志疎通は出来る。けれど、残念な子扱いだよね。異世界に慣れた頃に元の世界に戻され、1カ月後にまた異世界へ。神様は、カズキに何をさせたいんだか。カズキが居なくなり、独り歩きした「黒耀」の問題を沈静化させたいのかしら。リリィやエレナさん等、魅力的なキャラも多いから、続きが楽しみ。2017/05/30

ゆり

7
異世界にトリップした先で恋人ができて、彼と思いを通わせあったところで戻ってきてしまい、そして再びトリップ。しかしそこは以前から十年の歳月が。ヒロインのカズキの妙な言葉遣いが最初から最後まで強烈。でも軍の男所帯しか縁がなかったといわれると、確かに無理ない……かな?十年たってもひたすら待ち続けていたルーナにぐっときました。あまり深く考えずにその場で順応しばたばた頑張るカズキもいいこです。再転移先も恵まれていましたね。リリィとエレナさんが格好いい女性で好き。2017/05/07

えびちり

7
とても面白いです。作者さんの語彙が豊富で、センスがあるからこその笑いにそこここでくすくすと笑わせていただきました。キャラクター造詣もとても魅力的なのです、が。あまりに主人公が普通の女の子で、いやむしろ残念な女の子で、言葉がおかしい笑い以外に物語的なカタルシスがまったくなく、そこがとても残念でした。いや、リアルなのかもしれませんが。すでに出来上がってる人間関係の恋仲と再会というのも少し置いてきぼり感がありました。話の流れ的にはウサギぱんつのほうがインパクト大でしたしw2017/05/01

aU

7
WEBで読み返したいなと思っていたところの書籍化で私的にはグッドタイミング。地の文でのカズキのツッコミが楽しい。話の筋を大分忘れているので、物語を改めて楽しみながら追っかけたいと思います。2017/01/22

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