出版社内容情報
野球界の常識を疑え!古い野球界からの脱皮、そして新しい野球界へ!桑田真澄の全てが詰まった野球教本の決定版。
桑田真澄[クワタマスミ]
著・文・その他
目次
1回表 スポーツマンシップ&コーチ
2回表 少年時代の過ごし方
3回表 キャッチボール
4回表 ピッチング
5回表 バッティング
6回表 守備・走塁
7回表 理想の練習
8回表 小学生野球の未来
9回表 まとめ
著者等紹介
桑田真澄[クワタマスミ]
1968年4月1日生まれ、大阪府出身。PL学園高時代、5大会連続甲子園出場で優勝2回、準優勝2回、甲子園通算20勝(3敗)、6本塁打。1986年、東京読売巨人軍入団、通算173勝141敗14セーブ、沢村賞、MVP、最優秀防御率他、数々のタイトルを獲得。2007年、MLBピッツバーグ・パイレーツ入団。2008年、現役引退。引退後は講演活動や野球教室で全国に足を運びながらアマチュア野球の現状を分析。野球界への恩返しを目的としNPO法人アミーチ・デル・クオーレを通じ、精力的に活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご
27
夫が読むために。私もサラーっと目を通します。途中進研ゼミ調の漫画がついてるのでキッズも読んでました。たびたび他の指導ツールでも見かけますが、やっぱし小学生なんて3球ともフルスイングしたいような気がするな、その方が面白いと思うな。ずっと野球が好きでいてほしいって言う桑田真澄さんの愛を感じます。次男はバント超上手くなってますけどね。(得意があるのはいいことだ)2021/04/04
小木ハム
16
桑田氏が学童野球の悪しき慣例にツッコミを入れつつ、ストレッチや食事メニューにも踏み込んでいく総合的な内容。写真は大きく全てカラーでわかりやすい。子ども向けでありコーチ向けでもあります。言われた指示を守ること、勝負で勝つことも大事だけど、もっと大切にしないといけないのは自分の頭で判断して行動できるようになること、ずっと野球を好きでいてもらうこと。コーチの役割は、試合で活躍できる人材を育成することではなく、社会で活躍できる人材を育成することにある。勝利至上主義にとらわれてしまってはいけない。2021/03/26
ローリングス
9
常日頃、子どもが所属するチームの手伝いをさせて貰いながら疑問に感じていた事の答えが記されていました。自分が子供の頃に教えられていた指導方法の常識が、今の非常識に当てはまる事が多い事。根性論、長時間練習、ダウンスイング等々…科学技術や分析方法が進歩しているにも関わらず、相変わらずの指導方法…。子ども達は野球の楽しさを感じて、もっともっと成長出来ているハズなのに…と感じ、申し訳無い気持ち。指導方法に真っ向から反発するのではなく、徐々にでも変えて行こう。伝え方も大事。2016/04/15
タミイ
6
息子の野球チーム手伝いをする夫が、昔自分が受けた指導の「常識」がいかに非科学的「非常識」だったかを痛感したという本。私は野球経験はないが「巨人の星」的昭和の根性野球が分かる世代。分野は違うが、小学生に教える仕事をしている上でも参考になる点が多く、桑田氏の少年指導者としての考え方や視点に感心させられた。現実的に殆どの野球少年はプロにはならないのだから(東大に入るよりよほど低確率らしい)、厳しく苦しい思い出ばかりで野球嫌いにするのではなく、楽しい経験を通して成長し、野球を愛し続ける大人を作るのが大切、に同感。2018/05/21
イチ
5
★★★★★ PLの桑田真澄は小学生だった 私のヒーロー。 すごいね、ここまでハッキリ書くの!。古武術を取り入れてるので面白かった。2016/10/03