出版社内容情報
船山 信次[フナヤマ シンジ]
著・文・その他
内容説明
服用中は納豆を食べちゃいけない薬がある?抗アレルギー薬の副作用を応用した睡眠改善薬がある?薬の作用の本質がわかる!薬を勉強したい人におすすめ。
目次
毒から見た薬・薬から見た毒
医薬品の基本
薬が作用するしくみの基礎
体内への薬の入り方
自律神経系に作用する薬
体性神経系に作用する薬
中枢神経系に作用する薬
循環器・血液系に作用する薬
呼吸器・消化器系に作用する薬
代謝系に作用する薬
これら以外に作用する薬
著者等紹介
船山信次[フナヤマシンジ]
1951年仙台市生まれ。東北大学薬学部卒業。同大学大学院薬学研究科博士課程修了。薬剤師・薬学博士。天然物化学専攻。イリノイ大学薬学部博士研究員、北里研究所微生物薬品化学部室長補佐、東北大学薬学部専任講師、青森大学工学部教授、日本薬科大学教授などを経て、日本薬科大学特任教授。日本薬史学会常任理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うみ
12
無類の推理小説好きがふと毒に興味を持った時、手にした本が、思えば船山先生の著作だった。あれから幾年すぎただろう。薬の効き方に興味を持った時に出会ったのが、再びの船山先生の著作だった。先生の提唱される「薬毒同源」という言葉に深い感銘を受けた。2023/12/08
山崎 邦規
0
薬の話を、歴史的なエピソードや過去に起きた社会問題も絡めて、興味深く述べている。特に薬の事故によって障害や死亡に至った事実が語られ、薬の恐ろしさが改めて実感される。過去のことだからと楽観していれば、現代も同じリスクに晒されていることを見過ごしてしまうだろう。私も薬が欠かせない生活をしているので、いつ副作用が起きるとも知れない。病原体が至るところで存在している社会で、薬を拒絶する選択はしないが、決して薬は魔法の杖ではなく、及ばずながらも健康を保つ理解を育成していくことは重大だと思わざるを得ない。2023/12/03