出版社内容情報
名探偵・御手洗潔いわく「この謎、前代未聞」
その屋上に上ってはいけない、必ず飛びおりてしまうから。
その屋上に上った男女は次々と飛びおりて、死んだ。
避けられない墜落死は「屋上の呪い」なのか――。
「読者への挑戦状」と快刀乱麻の推理、御手洗潔シリーズ堂々の第50作!
内容説明
その屋上に上った男女は次々と飛びおりて死んだ。避けられない墜落死は「屋上の呪い」なのか…。御手洗潔はつぶやく、「この謎は、前代未聞だ」。
著者等紹介
島田荘司[シマダソウジ]
1948年、広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年、『占星術殺人事件』でミステリー界に衝撃的なデビュー。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」の立ち上げ、選考を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぬぬよよ
13
トリックは奇想天外ですが、本格ミステリはこうでなきゃ。2019/12/05
poke
13
読者への挑戦があり一応考えてみましたが、空間や物のイメージができず断念。とはいえ、御手洗さんがでてきただけでなんか満足です。2018/05/24
pen
13
御手洗潔シリーズ最新作と思いきや、改題、加筆のノベルズ化で、2年前に読んでた。その時も思ったが、なんか寂しい。最近の長編 御手洗が登場するまでが長いので、ページ数の割に満足感が薄い。サービス精神旺盛に「読者への挑戦状」コーナーもあるのだが、多くの読メの方が言われているようにバカミス? そりゃ地の文に嘘はないだろうし 中国人も出てこないけど(汗)こんなの解る人いたのかな。島田御大の完全なお遊び心なら、してやられた感もあるけど、それでも初期の作品が懐かしい。2018/03/18
もえ
10
御手洗潔シリーズ第50作。絶対に自殺しそうにない人々が屋上から飛び降り続々と死んでゆく、その屋上には呪いの植木がずらっと並んでいた…という不気味な雰囲気ですが、著者の生み出す登場人物は揃って性格良さそうで、非常に温かい気持ちになります。解決は、そんな都合良い話、という感じですが、そこが良いところでもあるんですね。屋上という解放された空間ですが、密室とも言える事件でした。面白い。2019/02/13
ソラ
9
【読メ登録以前読了済】2019/03/11