出版社内容情報
何が描かれ、何を象徴するのか。細部を観察し、全体の構図と照らし、数多の研究成果を参照しながら、この不思議な絵の謎に迫る。何が描かれ、何を象徴するのか。細部を観察し、全体の構図と照らし、数多の研究成果を参照しながら、この不思議な絵の謎に迫る。
序章 『快楽の園』の全体像
第1章 外翼パネル
第2章 左翼パネル
第3章 中央パネル
第4章 右翼パネル
神原 正明[カンバラ マサアキ]
著・文・その他
内容説明
五〇〇人を超す裸体像、植物のような建築、シュールすぎる生き物たち…圧倒的奇天烈さで今なお人人の心をとらえ続ける『快楽の園』。ルネサンスの奇想の画家が描いた「美術史上最大の謎」は異端思想か、高尚な遊びか。一枚の絵に深く分け入り、溢れる象徴と寓意を、歴史、聖書、占星術、数秘術、錬金術、言語など、さまざまな角度から読み解く。
目次
序章 『快楽の園』の全体像
第1章 外翼パネル(天地創造;大洪水後の世界)
第2章 左翼パネル(主なる神とアダムとイヴ;生命の木と知恵の木 ほか)
第3章 中央パネル(前景;中景 ほか)
第4章 右翼パネル(地獄の特徴;木男 ほか)
結びにかえて
著者等紹介
神原正明[カンバラマサアキ]
1952年生まれ。倉敷芸術科学大学教授。美術史家。神戸大学大学院文学研究科修了。専門は北方ルネサンス美術、図像学。ヒエロニムス・ボスの研究で知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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