講談社現代新書<br> プロ野球名人たちの証言

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講談社現代新書
プロ野球名人たちの証言

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  • サイズ 新書判/ページ数 301p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062882569
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0275

出版社内容情報

王貞治かく語りき――超一流だけが知りえる世界とは。

【「一流が一流たる理由」と「プロの極意」がわかる貴重な証言の数々】

田中将大、大型契約の背景とは。

王貞治が川上哲治から学び、金田正一から教えられ、イチローに驚かされたこととは。

広岡達朗「長嶋茂雄を見てください。『どうやって打つんですか?』と聞いても、明確な答えは返ってきません。なぜなら現役時代、彼は無意識でプレーしていたからなんです。そして、これが本物のスーパースターなんですよ。無意識でプレーできなければ一流とは言い難い」

黒江透修「ミスターが四タコだったような日は特に大変でしたよ。遠征先の宿舎に戻ってくるなり、ミスターは全裸になり、僕たちはパンツ一丁になって打撃練習のお手伝い」

高橋善正「王さんと長嶋さんはキャンプでも率先して練習し、紅白戦もオープン戦もフル出場する。ONがあれだけ真剣に練習していたら、誰も手を抜くことなんてできないよ」


【主な内容】
序 章 メジャーリーグと日本野球
     田中将大、大型契約の背景 ほか
第1章 王貞治かく語りき
第2章 極意の証言
     1 梨田昌孝:コンニャク打法の真実 ほか
     2 西山秀二:桑田真澄のコントロール/イチローの究極スイング ほか
     3 高橋慶彦:江夏豊の逆算、古葉竹識の器 ほか
     4 得津高宏:金田正一監督の遺産 ほか
     5 究極を見た打者たち:内川聖一/青木宣親 ほか
第3章 投手という世界
     1 小谷正勝:山口鉄也を作った男 ほか
     2 高橋善正:澤村拓一と大学野球 ほか
     3 スライダーとフォーク:成田文男/上原浩治
第4章 V9巨人とその遺産
     1 荒川博:一本足打法のルーツ ほか
     2 黒江修透:牧野茂コーチの力 ほか
     3 高田繁:ONのすごみ ほか
     補論 野村克也の川上哲治論
第5章 達人たちの視点
     1 広岡達朗:ヤクルト、西武の優勝の裏で ほか
     2 関根潤三:大谷翔平は面構えがいい/根本陸夫との縁
     3 村上孝雄:仰木、古葉、長嶋、稲尾…… ほか

序 章 メジャーリーグと日本野球
     田中将大、大型契約の背景
     日本人ショートはなぜ潰されるのか

第1章 王貞治かく語りき
     WBCと日本代表
     川上哲治監督の遺産
     ボールの中をバットが通り過ぎるように
     大石、山田、江夏……伝説の舞台裏

第2章 極意の証言
     1 梨田昌孝「監督と捕手のあいだ」
     2 西山秀二「マスク越しの視点」
     3 高橋慶彦「練習は質より量」
     4 得津高宏「打撃の系譜学」
     5 究極を見た打者たち:内川聖一/青木宣親/野村野球の後継者/バレンティン

第3章 投手という世界
     1 小谷正勝「名伯楽の投手育成術」
     2 高橋善正「シュートピッチャーの心意気」
     3 スライダーとフォーク:成田文男=最高のスライダーを投げた投手/上原浩治が打たれない理由

第4章 V9巨人とその遺産
     1 荒川博「王貞治はいかにして生まれたか」
     2 黒江修透「V9巨人の真実」
     3 高田繁「ゴールデングラブとGM」
     補論 野村克也の川上哲治論

第5章 達人たちの視点
     1 広岡達朗「指導者あることの矜持」
     2 関根潤三「元祖二刀流の眼」
     3 村上孝雄「伝説のスカウトの着眼」

【著者紹介】
(にのみや せいじゅん)1960年愛媛県生まれ。スポーツ紙や流通紙の記者を経てフリーランスのスポーツジャーナリストとして独立。株式会社スポーツコミュニケーションズ(http://www.ninomiyasports.com/)代表取締役。『最強のプロ野球論』『プロ野球の一流たち』(ともに講談社現代新書)など著書多数。

内容説明

「一流が一流たる理由」と「プロの極意」がわかる貴重な証言の数々。田中将大、大型契約の背景とは。王貞治が川上哲治に学び、金田正一から教えられ、イチローに驚かされたこととは。

目次

序章 メジャーリーグと日本野球
第1章 王貞治かく語りき
第2章 極意の証言
第3章 投手という世界
第4章 V9巨人とその遺産
第5章 達人たちの視点

著者等紹介

二宮清純[ニノミヤセイジュン]
1960年愛媛県生まれ。スポーツ紙や流通紙の記者を経てフリーランスのスポーツジャーナリストとして独立。野球、サッカー、ボクシングなどを取材。株式会社スポーツコミュニケーションズ代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しーふぉ

20
阿部慎之助のリードは王道すぎて自分はあまり好きではなかったら、この本でも何人か言及していてやっぱりと思った。阿部慎之助の凄みはキャッチャーであのバッティングを出来ること!広島の西山もキャッチャーで3割打てばリードのことなんてコーチは言ってこないと言っていた。名キャッチャーと言われる古田、城島、矢野、里崎みんなバッティングも良かった。2018/10/06

ちくわん

14
2014年3月の本。2008年7月から2014年4月にPR誌に連載されたものをまとめた。渋い人だらけ。400勝投手、金田が毎日鍋を食べるエピソードに感激。名コーチ(中には迷コーチ)が語る言葉は、思わず笑ってしまうものもある。やはり勝負師は、どこか、いい意味で違う。データの裏付けとか、日常にも役立つ教えがある。大切なことは、自分で考えること、手首を使うこと。2019/06/22

たくのみ

13
伝説のヒーローから、いぶし銀の守備が光る名選手まで。 野球という文化が、いかに我々に根付いてきたのか実感。 メジャーリーグで日本人が怪我をしてしまう背景、 王貞治が荒川道場で学んだ、真剣で「上からたたき斬る」極意。 有田と梨田の間のポジション争いの絶妙なやり取り、 広島で西山がいわれた「お前の気持ちと逆のサイン」を出せ、 投手育成術、V9の真実、川上哲治論… おっさんの野球魂に火をつける一冊でした。2014/06/10

Kaz

10
いわゆる「超一流」だけにスポットを当てていないのがいい。西山、得津、髙橋善正など、通な人選が魅力です。2015/09/05

おくりゆう

10
インタビュー形式でプロ野球の名人と呼ばれる職人、プロフェッショナルの技や裏側、エピソードに迫る、という本でインタビューの面子の(概ね)目新しさもあって興味深い内容が盛りだくさんでした。2014/04/27

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