講談社現代新書<br> 働く。なぜ?

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講談社現代新書
働く。なぜ?

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062882309
  • NDC分類 366
  • Cコード C0234

出版社内容情報

「仕事っておもしろい?」「グローバル人材ってどんな人?」……長年採用面接に携わる著者が、働くことの仕組みを鮮やかに解き明かす

どうして仕事に前向きになれないのか? 企業が求める人材像ってなぜ抽象的なのか? グローバル人材とはどんな人か? 「やりたいことをやりなさい」と言うけれど、それが見つからない場合には?・・・。大人も若者も、私たちの周りには「働く」ということにまつわるさまざまな疑問があります。そして、そのほとんどが、簡単には答えられない、「働く仕組み」がわかっていないと答えられないものです。 本書の著者は、これまで1万人以上の採用面接を行う一方で、若者と新型うつの問題にいち早く警鐘を鳴らしてきた人事のプロです。本書はその著者が、現場で考えに考え抜いて作り上げた「仕事の窓」という概念ツールを使いながら、日本企業の働く仕組みを鮮やかに明かし、職場に渦巻く働くことにまつわる疑問を解く一冊です。

序章  留学生の「働くなぜ」
第一章 仕事の窓──「働くなぜ」を解き明かす
第二章 なぜ人は仕事を嫌い、仕事に希望を託すのか──「仕事の窓」の四象限
第三章 なぜ石の上に三年、下積み一〇年──「仕事の窓」のからくり
第四章 なぜ「就職」ではなく就社なのか──長期観察・長期育成・長期雇用 
第五章 なぜ仕事に「前向き」になれないのか──職業観の形成
終章  やるべきことを、やりたいことに──使命に生きる

内容説明

面接した人数1万人以上。人事のプロが現場で考えに考え抜いた働く意味。

目次

序章 留学生の「働くなぜ」
第1章 仕事の窓―「働くなぜ」を解き明かす鍵
第2章 なぜ人は仕事を嫌い、仕事に希望を託すのか―「仕事の窓」の四象限
第3章 なぜ石の上に三年、下積み一〇年―「仕事の窓」のからくり
第4章 なぜ「就職」ではなく「就社」か―長期観察・長期育成・長期雇用
第5章 なぜ仕事に「前向き」になれないのか―職業観の形成
終章 やるべきことを、やりたいことに―命の使い方

著者等紹介

中澤二朗[ナカザワジロウ]
1951年、群馬県前橋市に生まれる。1975年、新日本製鐵株式会社(現、新日鐵住金)入社。鉄鋼輸出、生産管理、労働部門などを経て1988年にIT分野の人事部門に異動。その後2001年、新日鉄ソリューションズ株式会社(現、新日鉄住金ソリューションズ)発足に伴い初代人事部長。現在、同社人事部部長。2011年より高知大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

19
そう、今は「使命の時代」。ポジティブで、いい。◇石の上に三年、下積み十年?一瞬、「きっつい本?」と思う。抽象度も高いし、そりゃいい環境で長期勤続できてらいいかもね、と斜に構えたくもなる。しかも著者は超大企業のおっちゃん、自己正当化入ってるんじゃない?と。◇でも、違う。日本企業のど真ん中にいるこの人が、黙って既存の枠組みに守られているのではなく、自身でちゃんと企業の外に出て勉強し、自分の仕事を世の中の価値で測り、「使命」を考えている。そのことに僕らはちゃんと驚くべきなんだ。世の中、しっかり信頼できるぞ、と。2013/12/29

星群

16
勉強本。所々参考になったけど、少し難しくて、途中から頭に入らず流し読み。機会があったら、読み直したい。2014/08/12

還暦院erk

15
旦那の本。感想は「さらっと読んだ」そう。わたしもさらっと読むつもりだったが苦戦。p10「働くことに前向きになれない自分がいる」からか多分(爆)。p76「非定型の低スキルの仕事」の具体例に低スキルとは思えない職業が多数出てきて驚愕。これはまぁ引用だから引用元の某学者の認識がぷんすかなんだが。逆に、内村鑑三『後世への最大遺物』の引用文は感動したので原典に当たることにした(岩波文庫のマイ蔵書)。こういう発展読書のきっかけとしては良かったかも。「量」をこなせなくなる高齢労働者問題はどうする?増えるぜこれから。2019/05/14

魚京童!

15
まーまた読もう。消化不良だ。2017/07/16

Bartleby

13
「いつもと同じ仕事/いつもと違う仕事」の横軸、「仕事壁/仕事穴」の縦軸でできた四象限「仕事の窓」を使って、働くとは何かを考える本。若い人向けの仕事の本や就活本とかであればすぐに「やりたいこと」や「自己実現」といったことが持ち出されるけれど、この本は、やらなければならない仕事や他者を意識した仕事の重要性を語ってくれているのがいいと思った。自分たち(自分やその周囲の人たち)を超えた他者を具体的にイメージしながら仕事するにはどうすればいいのか、考えてみたい。2014/01/25

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