出版社内容情報
なぜ僕は生まれつき手足がない自分を肯定することができたのか。息子として、教師として、親として、自己肯定感の育まれ方を考える。
なぜ僕は、生まれつき手足がないという障害を受けいれ、苦しむことなく、かつ明るく生きてくることができたのか――。乙武さんがたどりついたのが「自己肯定感」という言葉。「自分は大切な存在だ」と思う、この「自分を愛する力」について、息子として両親の愛に満ちた子育てを振り返り、教師として現代の親子が抱える問題を見つめ、父親として自らの子育てを初めて明かしながら考察していく。『五体不満足』著者による初の新書。
【著者紹介】
1976年東京都生まれ。早稲田大学在学中に上梓した『五体不満足』が多くの人々の共感を呼ぶ。卒業後はスポーツライターとして活躍。その後、東京都新宿区教育委員会非常勤職員、杉並区立杉並第四小学校教諭など歴任、教育への造詣を深める。また教員時代の経験をもとに書いた初の小説『だいじょうぶ3組』が映画化され、自身も出演(2013年3月、東宝系にて公開)。続編小説『ありがとう3組』も刊行された。おもな著書に『65』(幻冬舎文庫・日野原重明氏との共著)、『だから卜は学校へ行く』(講談社文庫)、『オトことば。』(文藝春秋)、『だからこそできること』(主婦の友社、武田双雲氏との共著)があるほか、『オトタケ先生の3つの授業』(講談社)など子ども向けの作品も多数。また、ツイッターを通じて発信する力強いメッセージが注目を集めている。
内容説明
息子として―両親の愛に満ちた子育てを振り返り、教師として―現代の親子が抱える問題を見つめ、父親として―自らの育児を初めて明かす。対談「自分を愛せない人への処方箋」も収録。
目次
第1章 息子として(「かわいい」;“応援団”結成 ほか)
第2章 教師として(スポーツから教育へ;会議室じゃない ほか)
第3章 父親として(二匹の怪獣たち;第一子誕生 ほか)
自分を愛せない人への処方箋―対談・乙武洋匡×泉谷閑示(精神科医)(自己肯定感とは「健全な自己愛」;まやかしの言葉「あなたのためを思って!」 ほか)
著者等紹介
乙武洋匡[オトタケヒロタダ]
1976年、東京都生まれ。大学在学中に出版した『五体不満足』(講談社)がベストセラーに。卒業後はスポーツライターとして活躍。その後、東京都新宿区教育委員会非常勤職員「子どもの生き方パートナー」、杉並区立杉並第四小学校教諭を歴任、教育への造詣を深める。都内で、地域との結びつきを重視する「まちの保育園」の運営に携わるほか、2013年3月には東京都教育委員に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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