ブルーバックス<br> 哺乳類誕生 乳の獲得と進化の謎―驚異の器官がうまれるまで

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ブルーバックス
哺乳類誕生 乳の獲得と進化の謎―驚異の器官がうまれるまで

  • 酒井 仙吉【著】
  • 価格 ¥1,078(本体¥980)
  • 講談社(2015/01発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 264p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062578981
  • NDC分類 489
  • Cコード C0245

出版社内容情報

生物はなぜ陸上をめざし、どのように適応し、どのように子孫を残す方法を変えてきたのか。生殖と子育ての変遷から進化の本質を探る。生命の誕生した楽園である水中を追われ、過酷な陸上に避難した哺乳類の先祖たち。彼らはどのように環境に適応し、どうしてここまで繁栄できたのか? その秘密は「乳」というシステムにあった。生物の歴史を丹念にたどり、哺乳類、そして人という生き物の本質に迫る。人が生物の頂点に達するまでの壮大な進化の物語。(ブルーバックス・2015年1月刊)

はじめに
第一部 遺伝の仕組みにあった進化の根源
第一章 有性生殖を可能にした進化
第二章 有性生殖と遺伝的多様性
第三章 進化の仕組み
第二部 新天地を求めた動物
第四章 水中から陸上へ移動した生物
第五章 陸棲がもたらした進化
第六章 鳥類で見られる進化
第七章 哺乳類で見られる進化
第三部 進化の究極──乳腺と泌乳
第八章 乳の進化
第九章 乳腺の進化
第一〇章 泌乳制御の進化
第一一章 進化はヒトに何をもたらしたか
おわりに


酒井 仙吉[サカイ センキチ]
著・文・その他

内容説明

現在、地球上で最も繁栄している生物、哺乳類。生物にとって最も重要なのは、子孫を確実に残すこと。つまり、その繁栄のカギは「乳」というシステムにあった。水中を追われ、陸上に逃げ出した生物がどのように体のしくみを変え、どのように子育てや子作りの方法を変えたのか。進化の歴史を丹念にたどり、哺乳類、そして人という生き物の本質に迫る。

目次

第1部 遺伝の仕組みにあった進化の根源(有性生殖を可能にした進化;有性生殖と遺伝的多様性;進化の仕組み)
第2部 新天地を求めた動物(水中から陸上へ移動した生物;陸棲がもたらした進化;鳥類で見られる進化;哺乳類で見られる進化)
第3部 進化の究極―乳腺と泌乳(乳の進化;乳腺の進化;泌乳制御の進化;進化はヒトに何をもたらしたか)

著者等紹介

酒井仙吉[サカイセンキチ]
1947年、新潟県生まれ。東京大学名誉教授、日本獣医生命科学大学客員教授。東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。農学博士。獣医学分野で教育と研究に従事。専門分野は動物育種繁殖学。研究テーマは泌乳の開始と維持、停止機構を分子レベルで解明すること(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

233
本書が悪い訳ではない。けど、儂が知り得たかった事には到達出来なかったよ(´๑•_•๑)。哺乳類はその名の如く哺乳する事が特徴ですね。進化の過程で突然乳を獲得した訳ではないのは予想の範疇。じゃあ、太古初期哺乳類か、その前身の単弓類は何を与えていたのだろう。若しかしたら血液じゃね? と。仮説未満の予想をしてね。もしそうなら、母の愛は益々尊いって思ったの。現在では血液から乳に変化させている事も知っているし。読んでみたら、乳、乳腺などについては、そこら辺の進化の過程は書かれておらず、獲得後の話に終始していたよ。2023/02/18

Vakira

49
ブルーバックスは中学生の時からの愛読書。読むと何かしら新鮮な発見があるのでたまに覗くことに。今回はこれ。そして今回の収穫。馬と牛は近縁かと思っていたら馬は奇蹄目でサイ、バクが同目。牛はヤギ、羊、鹿、と同じ偶蹄目でチョット遠い様だ。確かにサイ、バク、馬もあまり毛がない。コアラやカンガルーなどの有袋類の存在。有袋類は胎盤が未発達で未熟児で子を産み袋で大きくする。哺乳類の進化順で行くと単孔類⇒有袋類⇒有胎盤類⇒北方真獣類⇒真主齧類⇒霊長目となる。本来なら有袋類は進化の過程で自然淘汰されるはずだった。2020/10/07

kaizen@名古屋de朝活読書会

19
#感想歌 株分けと接木単一遺伝子の危険進化の謎を辿って2018/01/23

いずむ

11
「哺乳類はほぼ全てが胎生で、母乳で子どもを育てる」。義務教育で誰もが教わる生物の基本。しかし、改めて「母乳」に着目すると、その過程や性質の中に、途轍もない壮大な物語がある。食物連鎖、自然淘汰、適者生存、種の多様性。その"適者"や"進化"の概念にはかつて、栄養を「どこから取り入れるか」ではなく「いかに作り出すか」というベクトル、つまり「必要な栄養を自らの体内で生成し、分泌するコトで子どもを育てられないか」という発想があり、そして今がある。自分自身がその進化のエネルギィが生み出した一世代と想像し、圧倒される。2015/02/12

おせきはん

5
生物が環境に適応するため進化してきた過程が丁寧に説明されています。哺乳類の子育てにおいて、子どもに栄養を与えるために乳がいかに効果的、効率的なものであるか、また、哺乳類でも種の生活環境などによって乳成分の構成が異なることがよくわかりました。鳥類が空を飛べる軽くて頑丈な体を獲得するために遂げた進化も興味深かったです。2015/04/14

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