- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > 教養
- > 講談社ブルーバックス
出版社内容情報
生物はなぜ陸上をめざし、どのように適応し、どのように子孫を残す方法を変えてきたのか。生殖と子育ての変遷から進化の本質を探る。生命の誕生した楽園である水中を追われ、過酷な陸上に避難した哺乳類の先祖たち。彼らはどのように環境に適応し、どうしてここまで繁栄できたのか? その秘密は「乳」というシステムにあった。生物の歴史を丹念にたどり、哺乳類、そして人という生き物の本質に迫る。人が生物の頂点に達するまでの壮大な進化の物語。(ブルーバックス・2015年1月刊)
はじめに
第一部 遺伝の仕組みにあった進化の根源
第一章 有性生殖を可能にした進化
第二章 有性生殖と遺伝的多様性
第三章 進化の仕組み
第二部 新天地を求めた動物
第四章 水中から陸上へ移動した生物
第五章 陸棲がもたらした進化
第六章 鳥類で見られる進化
第七章 哺乳類で見られる進化
第三部 進化の究極──乳腺と泌乳
第八章 乳の進化
第九章 乳腺の進化
第一〇章 泌乳制御の進化
第一一章 進化はヒトに何をもたらしたか
おわりに
酒井 仙吉[サカイ センキチ]
著・文・その他
内容説明
現在、地球上で最も繁栄している生物、哺乳類。生物にとって最も重要なのは、子孫を確実に残すこと。つまり、その繁栄のカギは「乳」というシステムにあった。水中を追われ、陸上に逃げ出した生物がどのように体のしくみを変え、どのように子育てや子作りの方法を変えたのか。進化の歴史を丹念にたどり、哺乳類、そして人という生き物の本質に迫る。
目次
第1部 遺伝の仕組みにあった進化の根源(有性生殖を可能にした進化;有性生殖と遺伝的多様性;進化の仕組み)
第2部 新天地を求めた動物(水中から陸上へ移動した生物;陸棲がもたらした進化;鳥類で見られる進化;哺乳類で見られる進化)
第3部 進化の究極―乳腺と泌乳(乳の進化;乳腺の進化;泌乳制御の進化;進化はヒトに何をもたらしたか)
著者等紹介
酒井仙吉[サカイセンキチ]
1947年、新潟県生まれ。東京大学名誉教授、日本獣医生命科学大学客員教授。東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。農学博士。獣医学分野で教育と研究に従事。専門分野は動物育種繁殖学。研究テーマは泌乳の開始と維持、停止機構を分子レベルで解明すること(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
Vakira
kaizen@名古屋de朝活読書会
いずむ
おせきはん