ブルーバックス<br> 死なないやつら―極限から考える「生命とは何か」

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ブルーバックス
死なないやつら―極限から考える「生命とは何か」

  • 長沼 毅【著】
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  • 講談社(2013/12発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062578448
  • NDC分類 460
  • Cコード C0245

出版社内容情報

生命と非生命の違いは何か? 「生命」という現象を極限まで解体し、さらに「極限生物」の驚異の生態を見ながら考える永遠のテーマ。生命とは何か? かつて多くの賢者が考えあぐねてきたこの根源的な問いに、私たちはいまだに答えることができません。
ならば、極端な「エッジ」を眺めてその本質をあぶりだしてみよう、というのが本書の出発点です。
超高温、超高塩分、強度の放射線、強度の重力……
過酷な環境をものともしない「極限生物」たちの驚異的なたくましさは、過剰としかいいようがありません。
ヒトの致死量の1000倍以上の放射線に耐えるやつ、地球上に存在しない強烈な重力に耐えるやつ…思わず「その能力、いらんやろ?」とツッコみたくなります。
わずか1マイクロメートルほどの微生物にすぎない彼ら、小さなチャンピオンたちを見ていると
「いったいなぜこんな進化をとげたのか?」という疑問にとりつかれ、「生命」がますますわからなくなってきます。
そして、人類は本当に地球でもっとも進化した生物なのかどうかも、怪しく思えてきます。地球最強の生物は「ハロモナス」かもしれません!
しかし、実はこの「わけのわからなさ」にこそ生命の本質があります。
酸化も還元もしない「不安定な炭素化合物」であるにもかかわらず、生命が地球上で40億年も続いてきた謎の答えがあるのです。
なぜ宇宙に生命ができたのか? これから私たちはどう進化していくのか? 
次々に突きつけられる問いを考えていくうちに、生命についての見方がまったく変わってしまう経験があなたを待っています。
世界中の極限環境を歩いた「科学界のインディ・ジョーンズ」の面目躍如、文句なしに面白くてエキサイティングな生命論です!

はじめに
第1章 「生命とは何か」とは何か
第2章 極限生物からみた生命
第3章 進化とは何か
第4章 遺伝子からみた生命
第5章 宇宙にとって生命とは何か
おわりに


長沼 毅[ナガヌマ タケシ]
著・文・その他

内容説明

超高温、超高圧、高塩分、強放射線、強重力…過酷な環境をものともしない極限生物たちの驚異の能力と、不可解きわまる進化。シュレーディンガーの生命観、エントロピー増大の原理を超えて40億年も地球にはびこる「不安定な炭素化合物」の本質に迫る。

目次

第1章 「生命とは何か」とは何か(辞書ではわからない「生命とは何か」;「Why?」を問うメタバイオロジー ほか)
第2章 極限生物からみた生命(物理学者と生物学者の違い;「極限生物」にみる地球生命の「エッジ」 ほか)
第3章 進化とは何か(「わけがわからない」極限生物の進化;「進化」は生命であることの条件 ほか)
第4章 遺伝子からみた生命(ドーキンスにまつわる誤解;遺伝子が知っている「情けは人のためならず」 ほか)
第5章 宇宙にとって生命とは何か(「物質としての生命」の謎;10年前の借金を返す義務はあるか? ほか)

著者等紹介

長沼毅[ナガヌマタケシ]
広島大学大学院生物圏科学研究科准教授。1961年4月12日、人類初の宇宙飛行の日に生まれる。1984年、筑波大学第二学群生物学類卒業。1989年、筑波大学大学院博士課程生物科学研究科修了。海洋科学技術センター(現・海洋研究開発機構)研究員、理化学研究所嘱託研究員、カリフォルニア大学サンタバーバラ校客員研究員を経て1994年より現職。専門は深海・地底・南極・北極・砂漠など極限環境の生物学、生物海洋学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

98
題名からして細菌や地衣類の話と思いましたが、一般的な生物についての話が多くありました。クマムシがこんなに頑丈な生物とは思ってもいませんでした。話題性のある話など興味を持たせる感じです。石油の中で幼虫時代を過ごす虫などまだまだ知らないことがたくさんあります。少しまとまりがあまり感じられませんでしたが楽しめました。2015/08/23

やいっち

71
「超高温、超高塩分、強度の放射線、強度の重力……過酷な環境をものともしない「極限生物」たちの驚異的なたくましさは、過剰としかいいようがありません。ヒトの致死量の1000倍以上の放射線に耐えるやつ、地球上に存在しない強烈な重力に耐えるやつ…思わず「その能力、いらんやろ?」とツッコみたくなります。」 2024/04/21

夜長月🌙@5/19文学フリマQ38

67
第一章の『「生命とは何か」とは何か』というメタ思想がおもしろかったです。「生命とは何か」という問いは広すぎて宗教観にまでつながってしまいます。科学的に、生物学的にアプローチするも正解にはたどり着きません。一つの答えは有名なシュレディンガーの負のエントロピー論です。これなど真っ正面から取り組まないからこそ出せた解答でしょう。2021/04/15

カザリ

64
面白かったです。というか、生物学の分野についてあまりにも知識がないので、こう元から思っている思い込みによって紹介されている事例をなぞってしまう自分に反省した。もっとニュートラルにならないと。生物学に特化してしばらくこのあたりの文献を読みたいと思います。長沼さんの文章、う~んちょっとまとまりがなくてよみずらかったです。1文としては読みやすいけれど、センテンスとして読むとよみづらかったかな。。2014/09/19

きいち

40
おもしろかったあ。◇まるっきり門外漢なので、ミトコンドリアも葉緑体もええ!?そうなの?などと驚くことしきり。極限生物の生き様から、生命とは?進化とは?そして生命を問うということとは?と問いを積み重ねていく。列挙本だと思ったら(それも面白そうだが)…いや、現場経験あって深くも考えていて、この先生の授業は面白いだろうなあ。◇あらためて、事実を知ること、多面的に見ること、想像すること、つまり知というものの大切さを知る。ついやっちゃいそうになっても、中途半端なたとえ話はダメだぞ、と。知を尊重せよ。◇いや、マジで。2015/07/29

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