講談社+α文庫
図説 日本妖怪大全

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  • サイズ 文庫判/ページ数 498p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062560498
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C0179

内容説明

河童、狸、天狗、一つ目小僧、雪女…。古代飛鳥時代から現代まで、各地を跳梁跋扈する妖怪達。言い伝えや民間信仰の豊かな地に育ち、第二次大戦中、極限状態の熱帯の密林で「異なるもの」の存在を確信した作者が、詳細な解説と精密なタッチで妖怪425を現出。妖怪事典の決定版。

目次

座敷童子
川姫
蝶化身
一目連
片車輪
小豆洗い
あまめはぎ
網切
赤舌〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

68
昔、勧修寺家(かじゅうじけ)に修繕もしない古い屏風があった。他家に貸し出したところ画中の女が夜な夜な子を抱いて現れると評判になった。ある侍が一計を案じて細い紙を女の頭に貼り付けて置いたところ、女は紙を貼り付けた姿で現れた。つまり女は画中の女であると証明されたのである。そこで絵師を集めて絵を鑑定させると、土佐光起の作だったので、修繕し大切に保管した。以後、女は姿を見せなくなったという。芸術作品が霊となり、自らの価値を訴えた珍しい例である。2018/06/18

テツ

12
思い返してみると小4の夏休みに祖母に妖怪辞典を買ってもらってから今に至るまで、妖怪辞典的な本は自宅に常にあった。幼い時代から何かに憑かれていたのかもしれない。 京極夏彦だって妖怪好きじゃなかったら読まなかったかもしれないしなあ。説明も挿絵も読んでいるうちに今の日本にはなくなった妖怪が潜めそうな暗がりに誘ってくれる感じがしてトリップできる。こういう人間とある程度の隔たりがあるけれど何となく理解できる相手っていうのが存在できる社会の方が住みやすいのかもな。2016/04/08

simasima

10
読み始めてからゆうに1年は経ってますが、やっと読み終わりました!423の妖怪の解説が極小文字でびっちり、画も細かく美しい。置き場所はトイレですが何か?1〜2ページ読んでは栞を挟んで置いておく。すると、ちび子が真似して眺めて栞を大きく動かす…。おかしいなぁ、ここ読んだ気が…。そうそう、この辺りまで読んだわ!すると、その栞をまた動かされ…なんてことをやりながらの読了。読むそばから内容が記憶から抜けていくので、新鮮な気持ちで再読できるのも嬉しい!?次は画をじっくり眺めて妖怪を空想する方法で味わってみます!2014/12/23

ジコ坊

8
小学生だった頃に入手して、目をキラキラさせつつ読んだことが昨日のように思い出される一巻。昔は絵を眺めるだけでも超絶に楽しかったが、最近また読み返すと、丹念に下調べされた民話の記述の量に驚嘆させられる。しげーさんの妖怪観、大好き。2003/08/15

BlueBerry

7
地方の妖怪が多い事に驚いた。地域の文化や風土の生み出した妖怪は興味深いですね。2013/06/02

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