本のエンドロール

個数:
  • ポイントキャンペーン

本のエンドロール

  • 安藤 祐介【著】
  • 価格 ¥1,815(本体¥1,650)
  • 講談社(2018/03発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 32pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月27日 07時25分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062209885
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

彼らは走り続ける。機械は動き続ける。電子化の波が押し寄せ、斜陽産業と言われようとも、この世に、本がある限り。大反響5刷! あなたたちがいるから本が読める――。
作家が物語を紡ぐ。編集者が編み、印刷営業が伴走する。完成した作品はオペレーターにレイアウトされ、版に刷られ、紙に転写される。製本所が紙の束を綴じ、"本"となって書店に搬入され、ようやく、私たちに届く。廃れゆく業界で、自分に一体何ができるのか。印刷会社の営業・浦本は、本の「可能性」を信じ続けることで苦難を乗り越えていく。奥付に載らない、裏方たちの活躍と葛藤を描く、感動長編。

【『本のエンドロール』ができるまで】の動画公開中!
https://www.youtube.com/watch?v=586VXDPwowQ

印刷・製本等業界で働く人々から大絶賛!

本ができた感動は携わった人の思いが読者に届けられたときに得られるもの。ひとりでも多くの本好きに読んでほしい本だと確信しています。【印刷営業 男】

組版って、バランスよく、美しく並べて、読みやすい状態にすること、PCやスマホで文字を打つときは気にしないですよね。この本を読むときに少し気にしてもらえたら嬉しいです。【DTP組版 女】

「本」に関わる全ての人の姿を見せてやろうというタイトルに偽り無しの本でした。この中の一つに関わってるのだと思うと不思議な感じです。【印刷機オペレーター 男】

組版、校正、印刷、製本担当者は職人です! 組版の奥深さ、校正の大切さ、職人のこだわりをお楽しみください!【生産管理部 男】

世間的に出版不況と騒がれる我が業界の縁の下を、インキ臭く描いた、異色の小説が生まれました。ヤバい本を生み出すドラマは、きっと湿し水をあなたに与えてくれます。出版社と読者の真ん中で、日夜汗まみれパウダーまみれな僕達には、いつだって刷らなければならない本がある。閉塞感の強い時代に、ちょうしよく、空気を入れたい。仕事を探す若者に、仕事に疲れたつくり手たちに、僕ら現場からオススメします。【印刷営業 男】

小口側の扇のような丸みを見てやってください……。そこに私の奥義があります。【製本工場勤務 男】

実は1枚1枚、均一な印刷される前の白紙用紙を作って届けるのにもドラマがあります!! 用紙会社の思いも届け!!【用紙代理店 男】



第一章 『スロウスタート』 ――早く刷れ!
第二章 『長篠の風』 ――美しく刷れ!
第三章『ペーパーバック・ライター』―― 安く刷れ!
第四章『サイバー・ドラッグ』 ――電子も作れ!
第五章『本の宝箱』 ――本を造れ!


安藤 祐介[アンドウ ユウスケ]
著・文・その他

内容説明

印刷会社の営業・浦本学は就職説明会で言った。「印刷会社はメーカーです」。営業、工場作業員、DTPオペレーター、デザイナー、電子書籍製作チーム…奥付に載らない本造りの裏方たちを描く感動長編。

著者等紹介

安藤祐介[アンドウユウスケ]
1977年生まれ、福岡県出身。早稲田大学政治経済学部卒業。2007年『被取締役新入社員』でTBS・講談社第1回ドラマ原作大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

544
本を造る人。作家や編集者・出版社じゃなくて、印刷会社や製本会社にスポットを当てた、”目から鱗”の小説だった。奥付の手前、文字通り「本のエンドロール」見開き2ページに書かれた、実際にこの本を「造った」人たちの名前を見て心が熱くなった。「背固め・くるみ」という役割の人がいたり、「断裁」のプロも…1冊の本に携わる人数と職種の多さに驚愕。「作家さんも、本がどんな風に作られているか驚くほど知らない」と印刷会社の社員は言う。本は生み出すもの。本文で本づくりを「助産師」のワザに例えているのは、その象徴だ。→続く2019/09/14

ウッディ

445
タイトルから予想していた内容と大きく違った印刷会社を舞台にした熱いお仕事小説でした。日々の仕事を滞らせずに進めることは大切だけど、それだけでは面白くない。主人公の浦本は、印刷会社の営業マンとして良い本を作りたいという夢を語る。顧客の無茶を受け入れ、工場に無理を押し付ける浦本に反発する工場の面々も、自分たちも本作りに携わっていることを理解し、誇りを持つようになる。一冊の良い本を作るために、それぞれの持ち場で情熱を傾けた登場人物たちがいることを忘れないように、本のエンドロールがある。とても面白かったです。2018/10/23

青乃108号

418
衰退の一途をたどる、紙の本。そんな本作りに携わる、数々の人々の思いと仕事ぶりを描いた物語。良い話ではあるが、仕事の息抜きに読むには、ちとしんどい。読みながら仕事させられてるようで。こんな苦労をかけて出来上がった本に、いつも対価を支払わず図書館本で読んでしまって申し訳なくもある。でも、俺はデジタル本よりはやっぱり、紙の本が好きなんだなとも改めて思えたよ。2022/05/29

あきら

389
想像以上にめちゃめちゃ面白い本だった。 最近読んだ仕事系の話では一番です。 自分は紙の本が好きで、ますます好きになりそう。 出版・印刷業界で奮闘する人間達を描いた、とっても熱い物語でした。 2021/07/04

Tanaka

351
本の印刷会社のお話。奥付って気にしたことなかったけど、本だけでなく、色んな手元にあるものの奥には色んな人の苦労や手間があるんだとしみじみ2022/02/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12630194
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。