新宿ナイチンゲール

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新宿ナイチンゲール

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062209076
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

介護現場は理不尽だらけ。ネカフェ暮らしの看護師に無理難題が振ってくる。逃げない描写が評価された、小説現代長編新人賞奨励賞作。桑原ひまりは新宿のネットカフェで寝泊まりしながら派遣ナースとして働いている。ネット経由で依頼を受け、患者の自宅まで赴き、泊まり込みで介護をするのが仕事だった。派遣先の事情はさまざまだが、家族が旅行をしたり外出して羽を伸ばす間の留守番しながらの介護では、ミュージシャン志望で恋人の宗一を派遣先に呼んで、二人で好き勝手に過ごしたりしている。ある日、宗一にだまされて借金の保証人にされていたひまりは、彼が逃げたため、借金取りに追い詰められることになる。
理不尽だらけの介護現場から目を背けない冷徹な筆致が選考委員に評価され、第12回小説現代長編新人賞奨励賞受賞。

小原 周子[オハラ シュウコ]
著・文・その他

内容説明

看護師の桑原ひまりは新宿のネットカフェで暮らしている。ネット経由で依頼を受け、患者の自宅に泊まり込んで介護をするのが仕事だ。不衛生な環境、終末期の患者、料金交渉してくる家族など、派遣先の事情はさまざまだが、それでも、布団で眠れる日は恵まれている。患者と家族と看護師と、本当の弱者は誰なのか。第12回小説現代長編新人賞奨励賞受賞作。

著者等紹介

小原周子[オハラシュウコ]
1969年、埼玉県生まれ。春日部准看護学校卒業の現役ナース。2000年頃から小説を書き始め、2017年、『新宿ナイチンゲール』で第12回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞した。ペンネームの小原は好きな作品『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラに、周は敬愛する山本周五郎に由来する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。