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友情―平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062208277
  • NDC分類 783.48
  • Cコード C0036

出版社内容情報

出会いから別れまで6年。それは短いけれど、とても濃密な時間だった。大人の男たちの間に生まれた、知られざる友情の物語。2010年、雑誌の対談で初めて出会った二人は急速に仲良くなり、やがて親友と呼べる関係になった。出会ったときはすでに40半ばを過ぎ、二人とも超のつく有名人。でも、そんなことは一切関係なく、ただ気のあう男同士として酒を酌み交わし、家族ぐるみで食事を重ねた。こんな関係がずっと続けばいいーー。お互い口に出さずともそう思っていた矢先、友・平尾誠二に癌が宣告される。山中伸弥は医師として治療法や病院探しに奔走。体調は一進一退を繰り返すが、どんなときも平尾は「先生を信じると決めたんや」と語る。そして、永遠の別れ。山中は「助けてあげられなくてごめんなさい」と涙を流した。
大人の男たちの間に生まれた、知られざる友情の物語。

第1章 平尾誠二という男(山中伸弥)
第2章 闘病――山中先生がいてくれたから(平尾惠子)
第3章 平尾誠二×山中伸弥
     「僕らはこんなことを語り合ってきた」
初公開となる二人の貴重な写真も掲載。


山中 伸弥[ヤマナカ シンヤ]
著・文・その他

平尾 誠二・惠子[ヒラオ セイジ・ケイコ]
著・文・その他

内容説明

告げられた余命はわずか3か月。生還か永遠の別れか―。大人たちが挑んだ極限の闘い。

目次

第1章 平尾誠二という男(山中伸弥)(ドラマの主人公そのままの男;会う約束をするだけで幸せになれる;意外性のゴルフ ほか)
第2章 闘病―山中先生がいてくれたから(平尾惠子(平尾誠二夫人))(無償の友情;突然の余命宣告;「しゃああらへんわね」 ほか)
第3章 平尾誠二×山中伸弥「僕らはこんなことを語り合ってきた」(僕ら「スクール・ウォーズ」世代;技術革新と倫理観;人を叱る時の四つの心得 ほか)

著者等紹介

山中伸弥[ヤマナカシンヤ]
1962年、大阪市生まれ。神戸大学医学部卒業、大阪市立大学大学院医学研究科修了(博士)。米国グラッドストーン研究所博士研究員、京都大学再生医科学研究所教授などを経て、2010年4月から京都大学iPS細胞研究所所長。2012年、ノーベル生理学・医学賞を受賞

平尾誠二[ヒラオセイジ]
1963年、京都市生まれ。81年、伏見工業高校で全国高等学校ラグビーフットボール選手権大会優勝。同志社大学では史上初の大学選手権3連覇を達成。史上最年少(当時)で日本代表に選出される。卒業後、英国リッチモンドに留学、86年、神戸製鋼所入社。日本選手権7連覇の立て役者に。98年に現役引退後、99年W杯日本代表監督。2007年、神戸製鋼コベルコスティーラーズGM兼総監督に就任。2016年10月永眠。享年53(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

275
2016年10月 53歳で亡くなった平尾誠二の 最後の一年を描いた物語である。 平尾誠二と山中伸弥が共に過ごした日々は ひどく濃密で… 山中伸弥が語る 2019年ラグビーワールドカップを目前に 死去した平尾誠二の最後の日々は 平尾らしく 格好いい…余命三ヶ月の日々を 平尾誠二はどう生きたのか… 知られざる事実が 心に染みる、そんな本だった。2018/03/10

鉄之助

250
ノーベル賞の山中伸弥・教授が、不世出のラガー平尾誠二さんとの「最後の1年」をどのように過ごしたかを描いた。突然のガン宣告、余命3ヶ月の重篤な肝内胆管癌と診断された平尾さんは、かつて著書で「人生はラグビーボールと同じ。楕円形のボールはどこに転がっていくかわからない。しょうがないやないか」と、語っていた。その言葉通りの晩年を生き、山中さんと「魂の結びつき」を深く結んだ。出会って別れるまで6年と、期間は決して長くないが、二人の濃密な時間が淡々と再現されていた。2018/10/21

うっちー

122
平尾さんに日本開催のW杯を見てほしかった2018/02/18

Atsushi

109
ミスターラグビー/平尾誠二とノーベル賞/山中伸弥との友情を描いたドキュメント。難病と闘いながらも家族に降り注がれる平尾の家族愛。山中の「助けてあげられなくてごめんなさい」の一言。第1章、第2章は涙なくして読み進められず。感動の一冊。2017/11/17

ふう

104
二人の考え方、生き方に感動し、山中先生が平尾さんを助けようと治療法を考えたり言葉をかけたりする場面では涙がこみ上げてきました。どんなに生きたかったか…。そして、どんなに助けてあげたかったか…。人生は不条理だけど、その中で懸命に、まっすぐ生きた平尾さんの残したものは、ずっと人々の心の中で輝き続けるはず。「助けてあげられなくてごめん。」大切な人を亡くしたとき、人が必ず抱くその思いをバネに、中山先生の研究がぜひ実を結びますように。2019/03/16

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