出版社内容情報
日本映画史上、最大のヒーロー「寅さん」。1969年の第1作以来、特別編を含む全49作が公開された映画『男はつらいよ』シリーズは、いまなおひんぱんにテレビ放送されるなど、その人気はまさに“永遠不滅”級!
本作は、2011年1月より2年間にわたり全50巻が刊行された『寅さんDVDマガジン』に連載された、山田洋次初の小説「けっこう毛だらけ 小説・寅さんの少年時代」を改題、改稿の上、大幅加筆した単行本作品。
「2・26事件」の朝に帝釈天に捨てられたという衝撃の誕生秘話から柴又を飛び出すまでの十数年を、隠居中?それとも旅先? とにかく元気な寅さんがほろ酔い気分で語ります。
育ての母親に実の父。早逝する兄や出征する恩師たち、そして青ばなをたらした友人たち……。映画シリーズには登場することのないキャラクターたちが、笑いと涙の物語を奏でます。
え!寅さんの名付け親はあの人だったの!!!
御前様が禁断の恋を?
タコ社長のために寅さんが敵討ち?
東京大空襲でおいちゃんとおばちゃんは……。
さくらは昔から寅さんより賢かった!!(笑)
映画でおなじみの柴又の面々の衝撃エピソードが
次々明かされていきます。
瞼の母のお菊、あの散歩先生も登場。映画の中の出来事とクロスオーバーしていく新たな真実……。
さらにさらに、つい最近、生まれて初めて健康診断に行ったという寅さんは……。
最後の映画『寅次郎 紅の花』から23年。寅さんが活字になって帰ってきた!
ファン待望にして騒然の一冊!
山田 洋次[ヤマダ ヨウジ]
著・文・その他
内容説明
本書は、『男はつらいよ 寅さんDVDマガジン』に連載された「けっこう毛だらけ 小説・寅さんの少年時代」を改題、改稿のうえ加筆し、単行本としてまとめたものです。
著者等紹介
山田洋次[ヤマダヨウジ]
映画監督、脚本家。1931年大阪府生まれ。54年、東京大学法学部卒。同年、助監督として松竹入社。61年『二階の他人』で監督デビュー。69年「男はつらいよ」シリーズ開始。他に代表作として、第一回日本アカデミー賞最優秀監督賞を含む8部門受賞の『幸福の黄色いハンカチ』(77)、第26回日本アカデミー賞14部門受賞『たそがれ清兵衛』(2002)などがある。また07年以後は、歌舞伎や演劇作品の脚本・演出なども手がける。12年には文化勲章受章。『悪童(ワルガキ)―小説 寅次郎の告白』が初小説となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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