When 完璧なタイミングを科学する

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062199971
  • NDC分類 159
  • Cコード C0098

出版社内容情報

『モチベーション3.0』のダニエル・ピンクがおすすめする、“HOW TO”ではない、新感覚の“WHEN TO”タイムハック!「何をやる?」よりも「いつやるか?」が重要だった。
『モチベーション3.0』で21世紀型の動機づけ論を提示したダニエル・ピンクが次に注目したのは、「時間生物学」。
“HOW TO”ではない、新感覚の“WHEN TO”タイムハック。

【訳者の言葉】
世の中の多くの指南本は「何をすればいいのか」ということについて、常に私たちに指摘をしてきましたが、「いつ」すればいいのかということについてはほとんどノウハウを提供してくれていません。ある意味、私たちの行動に対する様々なアドバイスというのは、「何をすべき」という50%の要素しか補足していないことになります。しかしここで「いつすべき」という残る50%が入れば、ぐっと私たちの人生の決断は正確になるし、簡単になるのです。
――勝間和代

【トピックス】
●人には3つの「クロノタイプ」(体内時計の個人差)がある!
タイプ1:朝に強い「ヒバリ型」(人口の約14%)。
タイプ2:夜に強い「フクロウ型」(約21%)。
タイプ3:その中間となる「第三の鳥型」(約65%の多数派)
……「午前中に集中して大事な仕事をし、午後に休憩したあと負担のかからない仕事を短時間集中」が当てはまるのは、ヒバリ型か第三の鳥型。フクロウ型がこれをやるとパフォーマンスも悪くなる。

●「中年の危機」はヒトにもサルにもあった!
ノーベル経済学賞を受賞したアンガス・ディートンらが34万人を対象にした2010年の「全米年齢別幸福度概略」によれば、20代、30代にあった幸福度は40代で徐々に下降し、50代で最低になる。のちに緩やかに回復するが、この傾向は72ヵ国の男女を対象とした別の統計でも同じ結果が出ている。さらに2012年に行われた3ヵ国500匹の類人猿を対象とした調査でも、中年期(30歳)のチンバンジーとオラウータンにも同じような落ち込みが見られた!

●タイミングによって株価も変わる!
ポジティブな気持ちは午前中に高まり、午後に落ち込み、夕方に再び高まる。企業の収支報告が朝イチに行われた場合、投資家や株主はポジティブにとらえる。しかし午後になるとネガティブムードは高まり、回復するのは市場取引の終了後だった。

第1章 日常生活―朝・昼・晩と完璧なタイミング
第2章 休む力ー休憩・ランチ・昼寝とパフォーマンスの関係
第3章 開始ー正しいスタート・再スタート・同時スタートの科学
第4章 中間地点ー中だるみと中年の危機の科学
第5章 終了ーラストスパートとハッピーエンドの科学
第6章 ファスト&スローー息の合ったグループの秘密
第7章 時制で考えることについて
監訳者あとがき 勝間和代


ダニエル・ピンク[ダニエル ピンク]
著・文・その他

勝間 和代[カツマ カズヨ]
翻訳

内容説明

幸福度が50歳で最低になる秘密、午前中が論理的で、疲れた午後に「ひらめき」が起こる理由―。すべては「タイミング」によって解き明かされる。時間生物学によるタイムハック。

目次

第1部 1日(日常生活―朝・昼・晩のパターンと完璧なタイミング;休む力―休憩・ランチ・昼寝とパフォーマンスの関係)
第2部 開始・終了・その間(開始―正しいスタート・再スタート・同時スタートの科学;中間地点―中だるみと中年の危機の科学;終了―ラストスパートとハッピーエンドの科学)
第3部 同調と思考(ファスト&スロー―息の合ったグループの秘密;時制で考えることについて―最後に一言)

著者等紹介

ピンク,ダニエル[ピンク,ダニエル] [Pink,Daniel H.]
1964年生まれ。米国ノースウエスタン大学卒業後、イェール大学ロースクールで法学博士号取得。米上院議員の経済政策担当補佐官を務めた後、クリントン政権下でゴア副大統領の首席スピーチライターなどを務める。フリーエージェント宣言後、経済変革やビジネス戦略についての講義を行うかたわら、「ワシントン・ポスト」「ニューヨーク・タイムズ」などに寄稿

勝間和代[カツマカズヨ]
1968年東京都生まれ。経済評論家、中央大学ビジネススクール客員教授。慶應義塾大学商学部卒業、早稲田大学大学院ファイナンス研究科MBA。当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得、大学在学中から監査法人に勤務。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立。現在、株式会社監査と分析取締役、国土交通省社会資本整備審議会委員、中央大学ビジネススクール客員教授として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koichiro Minematsu

41
筆者の本はこれで5冊目です。「ハイコンセプト」を読んだとき衝撃を受け、それからアンテナを張っていました。そんでもって今回は時間管理。何をやるかは考えるが、どのタイミングなのかは気にしていない。そんなタイミング、時間管理を本著で紹介。「50歳で幸福度は最低になる」などを説明。しかし、その後の方が回復するんです。中だるみなんです。人生100年時代の今、参考にしたいタイミング理解論です。2019/10/03

ソーニャ

24
タイトルが面白そうなので読んだ。 人間は様々な領域で「時間」の影響下に生きていて、気分や成果など多くの事がそれに左右されてしまっているという話。 構成もはっきりしていて読みやすいし各章ごとに実践的ハック集もついたりしていてハック本感が強いが、読んだあと振り返ってみれば科学な本だった。後半の人生の終了や集団への帰属に関する話が面白かった。言語の話も因果関係があるかは不明としてあるが興味深い。 「1日の最後にやった事リストを書く、明日の予定を立てる」と言ったよくあるハックもこの本読んだ後だと別の味わいがある。2019/02/05

はふ

19
世の中のビジネス書が扱うテーマは、どうやるか、何をするかといった、いわゆる「how to本」と呼ばれるものである。しかし、本書は今まで誰も扱ってこなかった、いつするかといった、「when to本」である。 物事をどのようにやるかといったことは勿論大切であるが、物事に取り組むタイミングも非常に重要である。1日の中で、最大のパフォーマンスを発揮できるタイミングを意図的に選べば、いつもの何倍もの成果を得ることだって可能だ。how to とwhen to がうまく噛み合わさった時に、最高の結果を得ることができる。2022/12/06

タナカ電子出版

17
勝間和代さんが翻訳された本です。この本には時間帯で人を3タイプに分類して自分のパフォーマンスをどの時間帯に合わせるか書かれていたり、20歳になると一時的に夜型になりそこから徐々に朝型か昼型に変わることが書かれています。個人的には最初の方が面白いです。後の方は読んでいて新しい発見は感じられなかったので、1章ごとのまとめられたタイムハッカーのハンドブックを読むだけで良いかなぁと思ってしまいました。2018/11/28

Kentaro

17
パフォーマンスには2つのパターンが形成されることになる。午前中、ピークを迎えている間、ほとんどの人は問題の解決(明敏さ、注意力、集中が必要となる分析的仕事)を得意とする。ほとんどの人にとって、その日の遅い時間帯に現れる回復期は、抑制と決断力がさほど必要とされない、洞察的仕事(※ひらめきを要するクリエイティブな仕事)に向いている。けれども、人間は誰もが同じように1日を経験するわけではない。「クロノタイプ」、つまり、わたしたちの生理機能と心理に影響を与えるサーカディアンリズムの個人的パターンは、各自異なる。2018/11/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12931680
  • ご注意事項