出版社内容情報
祝!アンデルセン賞受賞「物語世界を築きあげるたぐいまれな才能がある」と賞賛された、上橋菜穂子が作家になるまでの道程のすべて! 大好きなことを仕事に出来たら、どんなにいいだろう。
みなさんの中にも、そんな憧れを抱いている人がきっといると思います。
私も、そんなひとりでした。
子どもの頃から、たくさんの物語を夢中で読んできました。いつかこんな物語を、自分でも描けるようになりたい。どうしたらそれが出来るようになるのかもわからないまま、手探りで道を探していたのです。(本文「はじめに」より)
物語は、いずこから生まれるのか。『獣の奏者』、「守り人」シリーズなど、ベストセラーを生みつづける作家・上橋菜穂子が、原体験となった祖母の昔話から、自作の誕生秘話までを語る。読むことの喜び、書くことの喜び、そして生きることの喜びを教えてくれる一冊。
「国際アンデルセン賞」は1956年に創設された児童文学の本の分野で最も歴史と権威のある国際的な賞です。2年に一度、子どもの本の世界に最も貢献した作家1名と画家1名に送られます。選考水準の高さから、児童文学のノーベル賞と称されています。作家賞の受賞は1994年のまど・みちおさん以来の快挙です!
上橋 菜穂子[ウエハシ ナホコ]
著・文・その他
瀧 晴巳[タキ ハルミ]
著・文・その他
内容説明
物語にしないと伝えきれないものを、人は、それぞれに抱えている。「獣の奏者」、「守り人」シリーズの著者が語る、作家になるまでにたどってきた道程。
目次
第1章 生きとし生けるものたちと
第2章 遠きものへの憧れ
第3章 自分の地図を描くこと
作家になりたい子どもたちへ
著者等紹介
上橋菜穂子[ウエハシナホコ]
1962年東京都生まれ。川村学園女子大学特任教授。オーストラリアの先住民アボリジニを研究。1989年に『精霊の木』で作家デビュー。野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞をダブル受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)、『獣の奏者1~4』、『獣の奏者 外伝 刹那』ほか著書、受賞多数。2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hideto-S@仮想書店 月舟書房
starbro
文庫フリーク@灯れ松明の火
ひめありす@灯れ松明の火
パフちゃん@かのん変更