快楽

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062183390
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ヴェニスを訪れた二組の夫婦。やがて彼らは翡翠色の海に囲まれた土地で、欲望と退廃の魔に取り憑かれてゆく。衝撃の官能心理小説!

慎司と耀子、徳史と芙祐子。二組の夫婦はヴェニスにやってきた。翡翠色の海に囲まれ強烈な日差しが降り注ぐ色艶やかな街で、観光スポットをめぐりレストランで憩う四人。旅の終盤、芙祐子の失踪という小さなアクシデントが、それぞれの関係のきしみをあぶりだす。

【著者紹介】
1983年生まれ。筑波大学図書館情報専門群卒業。旅行会社勤務を経て、2005年「窓の灯」で文藝賞受賞、デビュー。07年「ひとり日和」で第136回芥川賞受賞。09年「かけら」で川端康成文学賞を最年少受賞。著書に『わたしの彼氏』『あかりの湖畔』『花嫁』『すみれ』など。

内容説明

欲望の気配。狂いゆく愛、毒される欲望、燃え尽きない孤独…。これは、あなたが望んだことだ。ヴェニスを舞台に描く、二組の夫婦の“危険な関係”。

著者等紹介

青山七恵[アオヤマナナエ]
1983年生まれ。筑波大学図書館情報専門群卒業。旅行会社勤務を経て、2005年「窓の灯」で文藝賞受賞、デビュー。2007年「ひとり日和」で第136回芥川賞受賞。2009年「かけら」で川端康成文学賞を最年少受賞。2013年より群像新人文学賞の選考委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

507
タイトルに惹かれ(笑)て手に取ったが、なんとも読みづらい作品であった。主人公の目線が定まらず、コンプレックスをバネにした慎司(異常性欲の持ち主)や、神々しいばかりの美しさを持つというその妻の使い方が、最後まで「ちょっと違うんじゃないか」だった。ラストの方はほぼ目が滑ってせっかくの憧れのイタリアも台無し。うーむ。2021/09/14

じいじ

89
二冊目の芥川賞作品『ひとり日和』で爽やかな読み心地で好きになった青山小説。三冊目は、ヴェニスへ旅する二組の夫婦、どちらも不似合いなので不穏な匂いが漂うカップルの物語『快楽』を選択。一言でいえば、前二作からは想像の域を超える作品です。人間の性への欲望を剥き出しにした官能的な小説です。これは間違いなく、読み手の好みが分かれると思ったとおり、読メの評価は二分されています。私的には、著者の新境地を開いた意欲作だと思う。性愛描写が粗削りで、使う言葉に衒いがないので一層の新鮮さと個性を感じます。好きです、この小説。2020/08/10

Yemi

42
妻や夫を愛するがゆえの苛立ち、望む行為や行動は歪んでいるように見えても求めるものはまっすぐな男女。快楽というものの本質を見せてもらったような感覚でした。それにしても身体を開くということに対して自由な夫婦だなと思います。外国という雰囲気?解放感?ドロドロしていて爽やかさはあまり感じません。私個人としては耀子さんのようなタイプがあまり得意ではないかも。好き嫌いが分かれる作品のような気がします。2026/01/02

いたろう

41
一緒にヴェニスを旅する二組の夫婦の性と愛。タイトルからして、従来の青山七恵のイメージを覆えそうという強い意志を感じる。今までの作品からは想像できない官能の世界。ヴェネツィア(ベネチア)ではなく、あえてヴェニス(ベニス)と表記したのは、「ベニスに死す」の官能性を想起させることを狙ったのか。最初と最後に登場する船酔いのイメージが小説全体のイメージに重なり、ヴェニスという神秘的な街を舞台とすることで、話はどこか幻想性を帯びる。この後、いったい青山七恵はどこに向かうのだろう。2014/01/26

ゆにこ

39
青山さんの本は何冊か読んでいますが、こんな本を書くの?と意外でした。四人の登場人物みんな歪んでる。2014/09/05

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