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日米秘密情報機関―「影の軍隊」ムサシ機関長の告白

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062165044
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C0095

内容説明

朝日新聞(2010年8月1日朝刊)がスクープした戦後最強の情報部員の証言、「影の軍隊」は実在する!初めて明らかになった「戦後最大の闇」。

目次

陸軍士官学校と臨死体験
悪夢の支那戦線
日本軍と情報
空襲と敗戦
荒涼たる警察予備隊
自衛隊の頭脳「陸幕二部」
戦車大隊長
ムサシ機関長
痛恨の第二三連隊長
治安出動計画と三島由紀夫事件〔ほか〕

著者等紹介

平城弘通[ヒラジョウヒロミチ]
1920年、広島県に生まれる。1941年、陸軍士官学校を卒業し(第55期)、中国大陸を転戦中、銃撃を受け負傷。1943年、少年戦車兵学校区隊長となり、終戦を迎える。1951年、警察予備隊に入隊。1953年、保安隊本部情報調査部ソ連情報係。1956年、自衛隊中央資料隊第一科長。1960年、第七師団第七戦車大隊長。1964年、陸上幕僚監部第二部別班長、別名「ムサシ機関長」となる。その後、第七師団第二三普通科連隊長、東部方面隊二部長、統合幕僚会議第三室先任幕僚、統幕学校教育課長などを務めたあと、1973年、陸将補で自衛隊を退職。現在、株式会社OSC平城事務所会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

17
組織、人、そして仕組み。諜報活動の戦後史。超極秘情報や事件がある訳ではないが、戦後初期のUSとの協業から独り立ちの過程が興味深い。随所に自衛隊のあり方を問う著者の姿勢が印象的。一方、戦後65年後の発刊、あるいは情報公開の観点からも、”新事実”がもう少し盛り込まれてもよかったのではないかと感じる。阿尾氏の著書を意識したためか、時に著者の感情的な面を感じざるを得ない点が若干もったいない気がする。2014/03/20

Ted

4
自衛隊の秘密諜報部門「ムサシ機関」長の証言。自己顕示欲が強いのか、とにかく自慢話が多くて閉口。「ひたすら影の存在に徹する」のが情報マンではないのか。一番辟易したのが“先祖自慢”。先祖がサムライだったことを殊更自慢したいらしく、例えば剣道大会で優勝したことについて「先祖伝来の剣のDNAが私に確実に伝わっていたのだ」そうである。アホか、と。この男は本気で「剣術の技能が遺伝する」とでも思っているのだろうか?政治家だったらご愛嬌で済まされるが、いやしくも諜報員たるもの、こんなデタラメを臆面も無く言ってはいけない。2010/12/27

ばぶでん

2
一般産業分野でも情報の重要さが格段と高まっていることを考えると、国民の生命財産に関わる安全保障分野での情報の重要さは言わずもがなだろう。英米のような巨大情報機関を有しない日本の情報能力はずっと貧弱と言われ続けてきたが、著者のような人々に何とか支えられてきたのだと思われる。今後はサイバー分野も含めて、限りある資源をメリハリをつけた配分を行っていくこと、その中でも情報分野を重視していくことが特に大事になっていくのだろう。一方、どうせ沈黙を破るのなら情報機関がいかに大事かに焦点を絞っても良かったのではないか。2017/02/07

渓流

2
事績を自慢するようになった。多分老化のせいだろう。でも、この著者ほどではない。 周りもよく見ていたらしく、こいつは佐官までは使えるが、将官には教養が足りない、この判断私は正鵠を射ていると思う。彼の独白を個人の自慢話として聞くのはいいが、オーラルヒストリーの素材とするには些か躊躇するネ。まあ、朝日新聞の手前味噌なスクープというのも大げさすぎるとは思うし、おどろおどろしい日米秘密情報機関という題も時代がかっているが、そんな機関があり、その長だった下士官の独白がまったく無意味だとは思えない。その程度の本。2011/02/07

メルセ・ひすい

2
14-16赤13★5これにつきる明石元ニ郎大佐…日露戦争当時国家予算が二億三千万円。日本帝国政府が反露西亜帝政組織に百万円(現四百億円以上)で謀略戦。戦果として露西亜国内の反政府運動・フィンランド支援・露西亜国内の政情不安を画策…そしてロの海戦の完敗。対日戦の継続断念させた。明石の働きを見ていた独逸皇帝ウィルヘルム二世は満州の日本軍20万人に匹敵すると賞賛した。日本帝国陸軍参謀次長・長岡外史は「明石のパワーは陸軍10個師団に相当する」としている。「影の軍隊」は実在する。2010年8月1日付朝刊。2010/11/10

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