内容説明
高校時代から人の面倒を見ることが好きだった“委員長”こと松田咲子がテレビ局に就職し、手のひらの幸せに気づきながら成長していく姿をとおして、生きる歓び、働くことの意味を問う。テレビ局のディレクターとして活躍する著者が、自らの体験をもとに描いた、元気をくれる物語。
著者等紹介
松居幸奈[マツイユキナ]
福岡県生まれ。高校まで広島で育ち、大阪外国語大学外国語学部ドイツ語科卒業後、テレビ局に入社。現在にいたるまで制作部ディレクターとして、バラエティー・料理・音楽・情報バラエティー番組などを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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BlueBerry
49
ダウンタウンの浜ちゃん、的場、加勢大周らがかつて出ていたADブギの女性番と言った感じ。ストーリーは割と好みだったが概ね想定内でした。感動もちょっとはあったよ。2014/02/19
サプリ☆
16
(借り本)TVドラマを観ている感覚で、私にしてはかなり速いスピードで読み終えました。主人公松田咲子が、高校からテレビ局のディレクターになるまでのお話。作者は現役ディレクターとのこと。あっちこっちに心に響く言葉がちりばめられていて、何度も泣いてしまいました。心が弱った時、道に迷った時に読んで頂きたい一冊です。大切な何かを教えて頂けるかも知れません。2015/05/02
七色一味
9
読破。お初の松居幸奈さん──と言うか──。大阪のTV局で制作サイドとしてお勤めになられている──ようですね。アメブロのプロフなんかから想像するだに…。 図書館で借りたんですが、分類的に、どうもお若い方の方面の書架にあったし──ジュブナイルかなと。いや、しかしですよ──。 途中主人公が苦しむ中、主人公の父親が母親に呟く一言と、ラストのメールは、視界が潤んでしまった。久々、装丁とタイトルのみで選んできた本ですが、素晴らしい本だと思います。2012/01/06
あつひめ
7
人生浮いたり沈んだり…。人と比べるよりも一つの美学を持って生きていたら、自分がブレることなく生きられる。自分で自分を誉めてあげられる。そんな生き方、かっこいいなぁ。2009/02/17
消しゴム
4
平成23年に読んだ本のなかで私が一番感動した本です。高校生に読んで欲しい本です。雨が降ったら雨を嘆くんじゃなくて傘をさせばいいだけのこと。苦い現実を受け入れないから「どうせ」という言葉がでる。現実をちゃんと受け入れたら「どうしたら」という言葉がでるんじゃ。間違ってたところがあるかもしれんと謙虚にまず受け入れてしまえばどうすれば結果が出せるか前向きに考えるようになる。大学進学できなかったからって人生のレーンでガーターになったわけじゃない。結構幸せにやっとる。ナイスな言葉に赤線を引いてしまいました。2011/04/25




