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乱歩賞作家 赤の謎

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  • サイズ B6判/ページ数 344p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062121675
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

内容説明

長坂秀佳『「密室」作ります』―“喪服婦人”からメールで届いたキイワード。「密室」でそのキイワードどおりの事件が…。真保裕一『黒部の羆』―冬型の気圧配置が強まっていた。山の事故。25年前の馬鹿な男の姿が胸をよぎった。川田弥一郎『ライフ・サポート』―末期癌患者の最後の願いは「娘探し」。同行したプライベイト・ドクターは命を救えるのか?新野剛志『家路』―師走の街で通り魔に刺された男は、被害者でなく加害者だったのか。高野和明『二つの銃口』―迷い込んだ大量殺戮者と、巻き込まれた青年。極限の恐怖と、精神の深淵を描く緊迫スリラー。

著者等紹介

長坂秀佳[ナガサカシュウケイ]
1941年、愛知県生まれ。’68年、NHKコンクール『ものを言う犬』で脚本家としてデビューし、『特捜最前線』『竜馬がゆく』など多数の脚本を手がける。’89年、『浅草エノケン一座の嵐』で第35回江戸川乱歩賞を受賞

真保裕一[シンポユウイチ]
1961年、東京都生まれ。千葉県立国府台高校卒。アニメーション・ディレクターを経て、’91年『連鎖』で第37回江戸川乱歩賞を受賞。『取引』(講談社)『震源』(講談社)と続く『小役人』シリーズで、次第に読者を獲得していった。’96年『ホワイトアウト』(新潮社)で吉川英治文学新人賞を、’97年『奪取』(講談社)で山本周五郎賞と日本推理作家協会賞を受賞

川田弥一郎[カワダヤイチロウ]
1948年、三重県生まれ。名古屋大学医学部卒業。’92年『白く長い廊下』で第38回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビュー。現役の医師ならではの医学ミステリーで人気を博す

新野剛志[シンノタケシ]
1965年、東京都生まれ。立教大学卒。旅行会社勤務、3年半の放浪生活を経て、’99年『八月のマルクス』で第45回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー

高野和明[タカノカズアキ]
1964年、東京都生まれ。映画監督・岡本喜八監督の門下に入ったあと、’89年、渡米し、映画演出などを学ぶ。帰国後は、映画・テレビの脚本家となる。2001年『13階段』で第47回江戸川乱歩賞を受賞。同作は、20万部を超えるベストセラーとなった
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

青乃108号

118
乱歩賞を受賞した作家5人による、中編4編、短編1編収録の作品集。密室殺人物、山岳サスペンス物などバラエティに富んでおり、それぞれ読みごたえがあり面白い。高野和明の作品が読みたくて借りたのだが、残念ながら高野作品だけ短編で、一番印象が薄い。どの作品も面白く甲乙付け難いが、中でも一押しは河田弥一郎の「ライフ・サポート」。偶然この様な面白い作品に出会えるから読書は止められませんね。 2023/11/23

流之助

25
最初の話は面白かったけど、他の話はちょっと物足りなかった。頭がうまく働いていないときに読んだせいかも?トリックもなんとなくわかっちゃったし。2017/12/07

KAZOO

17
このシリーズも私にとっては最後の4冊目です。いろいろな水準はありますが、私はこの赤のシリーズは白についでまあ楽しめました。高野さん、真保さんがかなりいいのではないかと思いました。私がほとんど読んだことのない新野さんのもかなりいいと思いました。2014/06/18

ちょん

10
「黒の謎」より面白かった。特に新野さんの「家路」道の向こうに明るい陽射しが見えるような終わり方で嬉しかった。2012/07/06

アーミー

8
ついに乱歩賞作家謎シリーズ4巻、読破! この本には、 ・「密室」作ります(長坂秀佳)・黒部の熊(真保裕一) ・ライフ・サポート(川田弥一郎)・家路(新野剛志) ・二つの銃口(髙野和明)の5作品が収められている。 印象深いのは「黒部の熊」と「家路」だ。「黒部の熊」はミステリーというよりも山岳小説としても読みごたえがあった。「家路」はミステリーというよりも、ちょっと切ない家族小説として読みたい作品だった。 どの作品も作者それぞれの個性がひかり、ミステリー短編として最後まで楽しめるシリーズだった。2018/03/11

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