内容説明
長坂秀佳『「密室」作ります』―“喪服婦人”からメールで届いたキイワード。「密室」でそのキイワードどおりの事件が…。真保裕一『黒部の羆』―冬型の気圧配置が強まっていた。山の事故。25年前の馬鹿な男の姿が胸をよぎった。川田弥一郎『ライフ・サポート』―末期癌患者の最後の願いは「娘探し」。同行したプライベイト・ドクターは命を救えるのか?新野剛志『家路』―師走の街で通り魔に刺された男は、被害者でなく加害者だったのか。高野和明『二つの銃口』―迷い込んだ大量殺戮者と、巻き込まれた青年。極限の恐怖と、精神の深淵を描く緊迫スリラー。
著者等紹介
長坂秀佳[ナガサカシュウケイ]
1941年、愛知県生まれ。’68年、NHKコンクール『ものを言う犬』で脚本家としてデビューし、『特捜最前線』『竜馬がゆく』など多数の脚本を手がける。’89年、『浅草エノケン一座の嵐』で第35回江戸川乱歩賞を受賞
真保裕一[シンポユウイチ]
1961年、東京都生まれ。千葉県立国府台高校卒。アニメーション・ディレクターを経て、’91年『連鎖』で第37回江戸川乱歩賞を受賞。『取引』(講談社)『震源』(講談社)と続く『小役人』シリーズで、次第に読者を獲得していった。’96年『ホワイトアウト』(新潮社)で吉川英治文学新人賞を、’97年『奪取』(講談社)で山本周五郎賞と日本推理作家協会賞を受賞
川田弥一郎[カワダヤイチロウ]
1948年、三重県生まれ。名古屋大学医学部卒業。’92年『白く長い廊下』で第38回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビュー。現役の医師ならではの医学ミステリーで人気を博す
新野剛志[シンノタケシ]
1965年、東京都生まれ。立教大学卒。旅行会社勤務、3年半の放浪生活を経て、’99年『八月のマルクス』で第45回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー
高野和明[タカノカズアキ]
1964年、東京都生まれ。映画監督・岡本喜八監督の門下に入ったあと、’89年、渡米し、映画演出などを学ぶ。帰国後は、映画・テレビの脚本家となる。2001年『13階段』で第47回江戸川乱歩賞を受賞。同作は、20万部を超えるベストセラーとなった
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感想・レビュー
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青乃108号
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