内容説明
現代に甦ったネアンデルタール人の冒険。氷河の底から過冷却状態で発見された太古の受精卵。代理母が産んだネアンデルタール人は現代科学の想像をはるかに凌ぐ能力を備えていた―息もつかせぬエンターテイメントの傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だけど松本
1
分厚くて二段組みで読み応えはある割には内容が薄く感じるのはなぜだろう…壮大なテーマなのに。2016/06/26
石綿
0
ツンドラにある氷の洞窟から、過冷却状態のネアンデルタール人女性の遺体が発見された。受精卵の状態で子宮から取り出され、代理母によって現代に産み落とされたネアンデルタール人は、自らの存在に何を思うのか。……SFかと思いきやファンタジー色が強い。主人公が孤独を感じ悩み続けるのはあらすじで予想した通り。うーん、面白くない訳ではなかったのだけれど、全体的に善良な人が身勝手な人の都合に振り回されてる感じがどうにも……。あと”男性作家が描く女性”だなと思った。2017/06/18